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1-1-2 話し手と不確定関係にある心内の対象(臨体)

話し手と対象の関係は、確定しているか不確定であるか、どちらかである。

話し手と不確定な関係にある臨体を、不確定臨体と呼ぶ。不確定臨体は、従来の英文法でいう「疑問詞」にあたる。

不確定臨体にも、人間・場所・時間・物事、の四種類がある。

人間 話し手からみて、名前などが不確定な人は、 who と表現する。who は、whom,   whose という格変化をもつ。複数の人のうち、どの人が真の対象であるか不確定なときは、which を用いる。

場所 話し手からみて不確定な場所には、where を用いる。

時間 話し手からみて不確定な時刻や時間には、when を用いる。

物事 話し手からみて、内容が不確定な対象はwhat、どれであるか不確定なときは which、不確定な理由には why、 不確定な方法・状態・様相・程度には how を用いる。


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