天の邪鬼’ @お調子者の“すっとこどっこい”です


◆ 私には、お調子者の“すっとこどっこい”にしか見えません。

~~< 以下 引用 >~~  ■ <菅氏>「怪文書」で誤算 「鉄壁ガースー」決壊 ⇒ http://bit.ly/2tduySJ    問題の「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」という内部文書を朝日新聞が5月17日に報じた当初も、「意味不明の文書」と取り合わなかった。「存在は確認できなかった」という19日の文科省の即日調査で逃げ切ろうとした。  文科省の前川喜平前事務次官の記者会見で潮目が変わる。前川氏が「出会い系バー」に出入りしたとする読売新聞報道を受け、菅氏は異例の個人攻撃を展開した。それでも流れは変わらず、土俵際に追い詰められた。


◆ 失うもののない者が開き直った時のパワーをあまく見てはいかん。

 森友学園の籠池氏も同じ。失うものがない人は“何でもあり”。ことがどう展開しても、既に失うものはないから、強い。[#失うものがない]
 人は、何かを失いたくないという意識が働くと行動にブレーキがかかりますが、失うものがないと躊躇もしなくなります。彼らが敵になれば、最強の敵になります。
 自爆テロなども同じ。命までもすてて行動を起こそうとする人のやることは、防ぎようがない。基本的には、被害を最小限にすることくらいしか対応策がありません。
 そのあたりの見極めが、菅氏などのすっとこどっこいにはできないのです。


◆ 菅氏は、“火に油を注ぐ”ようなことをしてしまいました。

 前川氏も、はじめは、“極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平、公正であるべき行政の在り方がゆがめられた”という比較的おだやかなトーンの政権批判でした。
 政権の“お守り役”としては、徹頭徹尾、“規制緩和は日本の構造改革に不可欠”という正論で逃げ切るのがスジ。そうすれば、前川氏も諦めてくれたかもしれません。
 ところが、“怪文書”云々とか、あげくには“出会い系バー”云々の本質とは関係ないどうでもいいことまで持ち出した。そして、しつこく個人攻撃をやらかした。
 あれで、完全に前川氏を怒らせてしまいました。菅氏は、火に油を注いでしまったのです。急に個人攻撃までやらかしてしまえば、前川氏がキレるのも無理はありません。[#火に油を注ぐ]


◆ そもそも、役所で事務次官までのぼりつめる人は、こと自分が担当する分野の行政手腕では政治家よりも何倍も能力が上。

 菅氏ごときに太刀打ちできる相手ではありません。そんな相手には、何とか説得して協力してもらうしかありません。
 前川氏が事務次官在職中ならまだ何とかなったのですが、その職は退いています。順風満帆の勇退で、天下り先で悠々自適の引退生活をしているわけでもありません。
 あの後、前川氏の政権批判は一気に過激化してしまいました。首相補佐官に呼ばれて圧力を受けたとか、その類の具体的なネタがボロボロとでてきました。
 菅氏は、私から見れば、身の程知らずのすっとこどっこいです。[#身の程知らず]


◆ せっかくここまでやってくれる人が出てきたら、前川氏の国会の証人喚問を実現し、安倍首相らのうさん臭さを白日の下に晒してほしいと思います。


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