◆ 賢明な判断だと思います。

～～< 以下 引用 >～～　　　■ 「相棒なく当選しても…」亀井静香氏、出馬せず ⇒ http://bit.ly/2fRdYGD ■　　　　　亀井静香・元金融相（８０）（無所属）は、１０日公示・２２日投開票の衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。

◆ 亀井氏は、小泉純一郎時代の頃が一番輝いていました。

　輝いていたと言っても、小泉氏の反対勢力としてそれなりに目立っていたという感じ。政治家には同志も大切ですが、身近にいいライバルも不可欠です。[ライバル]

　私は、小泉氏を政治家として大きく育ててくれたのは、実は、亀井氏だったかもと思います。語弊もありますが、“咬ませ犬“。ご苦労様でしたとねぎらってやりたい気分です。[咬ませ犬]

　たとえば安倍首相などは党内に適切なライバルがいて牽制してくれないので、自分の個人的な嗜好ばかりにうつつを抜かし、ロクな政治ができなくなってしまいました。

　亀井氏は、小泉氏に“抵抗勢力”の象徴として自民党を追い出されてからは、良いところなし。どうでもいいような活動ばかりやっていた印象で、存在感はありませんでした。

　私は亀井氏の政治スタンスは好きではなかったのですが、彼の浪花節的な昔気質の性格は憎めず、人としては好きなタイプの政治家でした。

◆ 小泉純一郎氏が引退した頃に、自分の時代も終わったと達観し、一緒に引退しておいた方がむしろ良かったですね。

　亀井氏の趣味は“油絵”のようです。趣味というより、個展なども何度もやっておられる芸術家クラスの腕前らしい。

　それなら、早めに引退して細川元首相のように絵に打ち込めば（→ 細川氏の場合は陶芸とか）、もっと有意義な晩年を過ごせたでしょう。

　まぁ、これからは、絵でもかきながら悠悠自適な隠居生活をしてもらいたいですね。たまには評論家としてテレビに出るのも悪くない。[悠悠自適]