天邪鬼観察学会 @私は“ということになっている”という表現が好き

◆ 私は、“…ということになっている”という表現を多用します。

 それは、世の中のあらゆるルール的なものが、“…ということになっている”にすぎないと思うからです。そして、そんな、いわば“殻”を打ち破ることに喜びを感じます。
 これは、私がまぎれもない天邪鬼だからだと思います。天邪鬼は、つまらないことに喜びを感じるものなのです。[#殻を破る喜び]

◆ そもそも、人間は神様ではないので、あらゆることを知り尽くしているわけではありません。

 大哲学者のソクラテスは、“私が知っているのは、自分が何も知らないということだけ”とか“汝自身を知れ”とか“度を越すなかれ”とか“神のみぞ知る”と言っていたそうですが、私も、常々そう肝に銘じています。
 これは、つまり、世の中に絶対的に正しいことは存在しないということにもなります。“世間のみんなの都合”で、たまたまそういうことになっているだけのことなのですね。[#みんなの都合]

◆ 人々は、“…ということになっている”ことを規範に日々の生活をしているわけです。

 世の中は、あくまでも、“…ということになっている”ことを基にして動いているのですね。このことを理解しておくことは、とても大切です。
 当然、状況が違ってくれば、“…ということになっている”ことも変えなければなりません。
 自分をとり巻いている今の状況が“…ということになっている”だけと考えれば、自分が何かに取り組もうとする時の強い動機づけにもなります。[#動機づけ]


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