天の邪鬼’ @人間は試行錯誤を繰り返すいきものなのです


◆ 行動経済学とは聞きなれない分野ですが …

~~< 以下 引用 >~~   ■ ノーベル経済学賞に米セイラー氏=「行動経済学」の先駆者 ⇒ http://bit.ly/2go6sjh ■     スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2017年のノーベル経済学賞を米シカゴ大のリチャード・セイラー教授に授与すると発表した。心理学を経済学に応用した「行動経済学」への貢献が評価された。   同アカデミーは授賞理由について、人間の非合理的な性質が経済活動を行う際の意思決定にどう影響を与えるかを読み解き、この分野の先駆者として多大な実績を挙げたと説明した。


◆ 私が信奉している人工知能の先駆者でもあるサイモン氏と同じような分野の人ですかね?

 私は、てっきり、“合理性の限界”の先駆者はサイモン氏だとばかり思っていましたが、私の、認識不足だったのかもしれません。[サイモン]
 私が学生の頃は、そんな分野は“行動科学”と言われていましたが、今は“行動経済学”と言うのですかね? まぁ、そんなことはどうでもいいのですが …
 私は、サイモン氏が唱えた“合理性の限界”と“満足”いう考え方を知った時、大きな衝撃を受けました。(→ 注1) [合理性の限界] [満足]
 それが契機で、私は、“社会相対性理論”というわけのわからないことを唱えるようになりました。私の社会相対性理論も、すてたものでもありません。(→ 注2) [社会相対性理論]


◆ 昨今の国際情勢の混乱をみるにつけ、今更のように、この合理性の限界を思い知らされてしまいます。

 早い話、どんなに頭のいい人でも宗教家でも、所詮は“神になれない”ということ。人間にとって一番大切なことは、“試行錯誤”を繰り返していくことなのです。[試行錯誤]
 人間は、“試行錯誤を繰り返すいきもの”です。逆説的には、だからこそ社会は進歩するし、人生もおもしろいものになるのだと思います。
 絶えず試行錯誤していれば、人生に退屈してしまうこともなくなります。

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●(注1)  サイモン氏の基本的なものの考え方などについては、2013.2.16のブログ 『社会現象は全て相対的』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2xvrXoc
●(注2)  私の社会相対性理論については、2014.1.17のブログ 『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2czNfe1


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