◆ 昨日は、仕事で、国会の閉会中審査を見られませんでした。

　私は、この種のことがテーマになっている国会中継を見るのが好きなので、残念。今日は休みなので、参議院での様子はテレビで見れる。楽しみです。

　と言うのも、この種の問答には、質問する人にも答える人にも、ことばの端々や一挙手一投足にその人の“人となり”のようなものが出る。人の腹の中を判断するうえでも、大いに参考になります。

　昨日仕事から帰ってニュースで断片的に見た感じでは、安倍首相と和泉首相補佐官なる人は、とんだ“食わせ者”という印象でした。［#食わせ者］

　和泉首相補佐官は、“記録にない、記憶にない”の一点張り。真摯なところとや潔さはまるで感じられません。こんな人に大事な仕事を任せてはいけません。

　首相は首相で、すっとぼけのオバちゃん感覚の稲田防衛大臣をクビにするどころか、ことここに至っても最後までやらせる云々と妙に庇ってしまう始末。

◆ 自分や仲間を庇う気持ちは私にも理解できますが、度が過ぎてはいかん。

　個人的なことでなら、仲間を庇うのも勝手にしてもらっていい。でも、特に、政治家が公の仕事をしている場合は、それをやると、お国にとって悪い影響があるのは確実。

　政治家は、一度は信頼して誰かに仕事を任せても、それが間違いだったと気づいたら、“君子豹変す”ということを肝に銘じていてもらいたい。（→ 注1）

　その点、小泉純一郎氏は見事。自分が首相になることができた恩人の田中真紀子氏も、自分がめざす政治にマイナスになるとわかったら、あっさりクビ。私は、正直“まさか！”と思いました。

　最近では、原発推進は間違いだったと正直に告白し、その罪滅ぼしのつもりか、反原発運動に精を出しています。まさに、君子豹変すなのですね。［#君子豹変す］

　安倍首相は、まさか、自分がやってきたことが間違いだったことにさえ気づいていないすっとこどっこいなのですかね？　これでは、“恥の上塗り”。［#恥の上塗り］

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●（注1）　　“君子豹変す”ということについては、2016.9.9のブログ 『君子は豹変するもの』をご覧ください。［→ http://bit.ly/2v1sVMd ］