天の邪鬼’ @野党再編というよりは小が大を吸収する感じ


◆ これまでにない状況になってきましたね。

 民進党のこと。これまでも、政党の離合集散はありましたが、これほど一方的な吸収合併は見たことがありません。しかも、“小が大を吸収”する印象。[#小が大を吸収]
 前原氏は、民進党の将来によほど危機感を感じていたのでしょう。勢いのあるところに吸収してもらう。それは、所属議員を生き残らせるための最後の手段だったのかもしれません。
 私も都議会選挙の様子を見ていて、民進党の体たらくは自民党以上に深刻だと指摘していました。これ以上民進党を続けても、何の意味もありません


◆ どこが悪いとか政策が云々と言うより、国民の多くから、今や“相手にされない”。

 正直、民進党という名前を聞くだけで拒絶反応を起こす人が少なくないありさま。党を立て直そうにも、ここまでくれば、処置なしの情況に見えました。
 所属議員は希望の党に押し込んでも、自分は無所属として選挙に臨むというところも、前原氏らしいところ。その潔さは見上げたものです。
 希望の党としても、それならいい。希望の党は細かな政策スタンスが云々というより、“基本的なポリシー”を重視する党だと感じます。[#ポリシー]
 個別的な政策志向の間口は広い。希望の党のポリシーにそぐわない人は党に入れなければいいだけで、希望の党のポリシーにも合う人だけ受け入れればいい。
 党の基本理念に合わない人は党に入れない方がいい。何でもかんでもひとまとめで受け入れたのでは、まずい。これまでの野党の合併とは、少し趣が違います。


◆ 余談になりますが、前原氏が無所属で選挙に受かったら希望の党に迎えればいい。

 そして、首相に担ぎ上げてもらいたくなります。彼なら、小池氏に負けず劣らず、国民から信頼されそうです。国民は、潔くて私心のない人を信頼します
 まだ政治家としては若いし、一度挫折したところも、逆に、前原氏の良いところ。私が重視する“達観力(→ 注1)”もありそうです。[#達観力]
 何しろ、希望の党の党首の小池氏は現職の都知事。さすがに、都知事を途中でやめてまた国会議員に鞍替えするというのでは、国民も納得しないと思います。
 党首代行的な役割として前原氏を前面に押し立てていくのもアリだと思います。

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●(注1) “達観力”については、2014.1.17のブログ 『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2czNfe1


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