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ケアとまちづくり、ときどきアート。

なぜケアとまちづくりが必要なのだろう?病院を地域に開いた方がいいのはなぜ?アートを介護に持ち込むと良さそうなのはなぜ?地域包括ケアシステムの中で一大ブームになっている「ケアとまち… もっと読む
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#病院

医療者が街に出てこないなぁと思っているあなたへ。

(僕は「まちづくり」が好きだ。というより、「まちづくり」をしている人たちが好きだ。ディベロッパーとか都市計画の学者とかそういう話じゃない。建築士、デザイナー、八百屋さん、レコード屋さん。みんなが自分の専門性をいかして、ちょっとでも街に住む人たちのためになるようなことをしよう。そう思って、活動している姿が好きなんだ。 建築士が仕事場をコミュニティスペースにしたり、Webデザイナーが地域を紹介するこじんまりとしたローカルメディアをたちあげたり。 そういう「プライベート」だけで

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暮らしの保健室の本質は、商店街にあることではない。

施設を開くという「ケアとまちづくり」を実践する取り組みを紹介した。すでにある医療、介護施設をどう地域に開いていくか。ケアを受ける人たちの日常を彩ること、医療や介護について考えるきっかけを施設にいない人にも実感してもらうこと。そんな素敵な施設がいくつもあった。 施設を開く以外にも、ケアとまちづくりの方法がある。なんだろう。施設に来てもらうことが一つの方法なら、ケア側が街へ出て行くことも一つの方法だ。街中にケアと出会う機会を作る。僕らが街の中に出ていくことで、より暮らしの一部と

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病院を開く

施設を開くをテーマに1回2回書いてきた。素敵な介護施設を紹介してきたんですが、病院でそういうのやってるところはないの?というコメントをいただいたので、今回は病院を開くをテーマに書いてみる。 そもそも病院は日常ではなく、非日常なので、「日常を彩る」というケアとまちづくりの目的には合わない。病院は、非日常から日常に戻すためのもの。だから暮らしを彩る必要は、介護施設よりは少ない。ケアとまちづくりは病院には必要ないのか?というと、そういうわけではない。病院に来た人たちが、ほっと一息

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