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テレワークが「ルールとの向き合い方」を変えていく。 #nanocolor週報

3月末~4月頭の週報をお送りします。

ナノカラー週報の目的のひとつに、内省をオープンにすることがあります。自己否定のネガティブで終わるのではなく、ポジティブな具体的行動に着地・理解。通過点を引き続き書いていきます。

デザイン制作会社の「人の入れ替わり」

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ナノカラーに入って1年、今のメンバーは川端さんを入れて8名。
ぼくが1年半前、広告代理店の営業をしていたときにオフィスにお邪魔したときは4名だった。10帖くらいの部屋。その後、お陰様で2回増床しました。

この1年間でも同じ人数がそのまま変わるくらいの出会いや別れもあり、今のメンバーに落ち着いています。解決したいビジネス課題が一緒だったり、成果を出しながら「なんとなく考えが合うから」、など色々な理由や思惑が複合的に混じり合っていると認識しています。

落ち着かない今だからこそ、棚卸しを。

ぼく自身がナノカラーにいる理由は、ビジネス的に川端さんと一緒にいる方が自社や依頼主の経営戦略を一番間近で経験することで最大限の自分ごと化ができるから。そして、自身の広告知識やCMS・CRM周りに磨きをかけ続ける自分でいたいから、と思惑があります。できることと、やりたいことを伸ばす。だから、立場は違えどビジネス上対等な関係でいたいと思うし、社内課題は解決できる人間でいたい。

しかし1~3月は、どうしようもないくらい案件が複数重なった。時間が足りない。寝ずにやったら自力でできたかもしれないんだろうけど、そうもいかない。だから、パートナーに助けてもらう回数が増えた。その分費用は当然発生。利益額は増えるけど、利益率は下がる構造。加えて、抑えるべきネガティブなリスクポイントをあまりにも抑えなかった。

具体的には、戦略立案・企画をひねり出すに占める時間が増え、夜遅くまで悩む時間に多くを使い過ぎた。背伸びはするが、まだ見ぬ領域を考えすぎると効率は下がる。悪い意味で「ポジティブに寄り過ぎた」弊害。振り返ると、反省クォーターでした。

ビジネスと労務管理の両立とは?

組織は、ビジネスの土台がある上でのゆるーいつながり。
そしてビジネスが成立した上での、「労務管理」。人が増えてくるとそれぞれの生活や働き方がダイレクトに関わってくる。最大公約数が分散する、といった課題に直面しています。

・コロナによるテレワーク移行(8人中5人がリモートへ)
・勤怠管理・請求・決算関係をひとつのクラウドソフトへまとめる
・業務委託契約書・NDA・要件定義書の刷新
・オフィスにあった共有データをクラウド契約サービスに移行&セキュリティ対策
・コロナ不況を見越した集客・リスク準備、テレワークのための助成金申請

▼厚生労働省のテレワーク助成金。機器輸送費やカメラ費用が助成可能なら、利用を検討。
・通常版
https://mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/telework_10026.html

・コロナ版
https://mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisikitelework.html

今のメンバーやまだ見ぬ新しいメンバーと一緒にビジネスを提供し続けるために、急ピッチで制度を整備。面談はすべて終わっていないけれど、解決が必要な算段は本来、先回りできる。そのためには、今の仕事で発生している課題を細分化して、一つずつ解決していくしかない。
制度も、密なコミュニケーションも。

解決すべき悪い課題とは?

案件管理表の早急な再整備。
ことの発端は、社外メンバーとして助けて貰っている遠方のデザイナー兼コーダーの方にそれはもうズブズブに助けて貰い過ぎ、案件進捗の管理が社内担当者に直接聞かなければ分からない状態だった点。具体的には、社外メンバーへの進捗状況の連絡が滞ったり、1案件に対して複数担当者がバラバラと連絡してしまう始末。社外へは窓口担当者がいるからと、安心していた。

元を辿れば、そもそも案件管理表が案件管理表の役目をはたしていなかった。今までTrelloを使用していたが、今年に入るとぼくを含め誰も使わなくなった。そして、強制テレワークに移行しないとさすがにヤバそうなんじゃないか、とウイルスの追い打ちがかかる。

これを機に社内外を巻き込み、あれやこれやとどんな項目があったら良いのか?をスプレッドシートにまとめることになった。すると、そもそもTrelloでは解決できないかたちが出来上がった。Web上でググってどんなにインテリジェンスな管理ツールを探そうが、関わる人間が課題の棚卸しをすることが必要だった。

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これを基に、3つのシートがもうすぐできる。

①社内用進捗管理表(マスター)
②社外メンバー共有表
③社内外・依頼主共有ガントチャート
※基本的に、①を入力すれば②③には自動で項目が入る仕組み。詳細は各々で調整可能。

伸ばすべき良い課題とは?

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コミュニケーションを密に行いバイアスを減らしていくこと。
解決すれば、答えを見つける時間を短縮できる。

仕事中、結構な頻度案件の話をしながら提案を組み立てることが多い。でも、そこに主観が入ったり、依頼主担当者のために、という本質解決ではない謎の気遣いと忖度が個人の固定観念から生まれてしまうことが多かった。

具体的には、経験則から「事実との比較」をするステップを無意識に省いてしまうことがある。広告データを見て、このCPAは目標に達していないから、キャンペーン・セグメントが悪いに違いない!と判断。しかし、獲得件数で言えば、同じペースをキープできた場合は勝ちパターンになりえる可能性を秘めているかもしれない。そうして一時の個人的な判断で全体施策を「負け」としてしまう理由のひとつに、バイアスが大きくかかわっている。知らぬ間に、マーケティングあるあるに陥ってしまっていた。

バイアスをお互いが指摘することができれば・・・
・こだわりや悩みの時間を捨てることができる
・依頼する側・依頼される側がお互い不足点の理解が早いスピードで行われる
・客観的な気付き⇒解決を導く考えを身に着ける習慣になる

すると、個の土台がより固まってくる。テレワークが始まる今だからこそ、テキスト・オンラインコミュニケーションで文書化・記録化。ネックと解決の糸口を探る新しい接点とポジティブに捉えています。

参考:バイアスについて例を用いて詳しく書かれています。


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