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Yogee New Wavesが最高でした。


僕が好きなバンドYogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)。
大阪なんば・味園ユニバースでライブをやるとのことで、久しぶりに参戦してきました。

後輩のタチマチ胡内が仕事で行けなくなったので、急遽チケットを譲ってもらい行くことになったのです。ありがとう胡内。

タチマチ胡内




知らない人のために説明すると、Yogee New Wavesは2014年デビュー。東京を中心に活動する男性バンドです。
幾度かのメンバーチェンジを経て、現在は3人体制で活動しています。

左から、Dr. 粕谷哲司、Gt. 竹村郁哉、Vo. 角舘健悟



僕が好きになったのは確か2016年くらい。
この時、日本のロックバンドシーンにおいて広がりを見せていた「シティポップ」ブーム。

Suchmosやnever young beachなどが表舞台に現れ始め、同じように存在感を見せていたのがYogee New Wavesでした(サチモス、ネバヤン、ヨギー3組でタワレコのポスターを飾ったことも)。


「シティポップ」とは、定義するのが難しい概念ですが、僕なりの解釈をすると、「都会的でオシャレな音楽」です。

「がんばれ」「前を見て」的な、熱さや泥臭さがない、メッセージ性の薄い音楽。
それは決してネガティブな表現ではなく、中学、高校、大学と成長する中でいろんな音楽を聴いてきた僕からしたら、彼らの生き様やライフスタイルから表現される音楽の、絶妙に「押しつけがましくない感じ」が心地よかったのです(バンド本人が「シティポップ」に定義される事自体を肯定しているかどうかは別)。

そして、シティポップ界隈にのめりこんだ理由のもう一つは、僕が彼らと同世代だったということ。

ヨギーもネバヤンもサチモスも、僕と同じ1990年(平成2年)生まれ前後の世代でした。

そんな同世代が、山下達郎やはっぴいえんど、松任谷由実などの日本のシティポップ創成期の70~80年代のエッセンスを、現代風に取り入れ発信しているのです(サチモスはちょっと違うけど)。

おこがましい言い方ですが、自分的には刺激をもらい、影響を受けました。
芸人やのに。



僕がヨギーが好きになるきっかけとなった曲がこの『Climax Night』。


「めっっっちゃええやん。。。。」←当時の僕の感想

古着に身を包んだ、線の細い若い男が、気怠そうに夜の新宿を歩いている。。
懐かしさを感じるメロディーを表現するギターの音色と、歌謡曲のように優しく歌う男の声が都会の夜に溶けていく。。。

YouTubeで見つけたこのMVを観てビビッときました。
言葉では上手く言い表せませんが、なんとなくボヤっとした「シティポップ」の全てが、そこに詰まっている気がしたのです。

しかも一個下。同世代。
僕の中でそれはあまりにセンセーショナルで、この曲がまさにシティポップが好きになる入り口となり、夜明けを告げる一曲となったのです。




そんな2016年から、アルバムを買ったりライブに行くようになったり、他ジャンルにハマり一瞬遠ざかったりを経て、アフターコロナの2023年。
久しぶりにヨギーのライブに行くことになったのです。



会場の味園ユニバースは、宇宙がコンセプトのレトロなライブハウスで、時間が昭和で止まったような、訪れた誰もが好きになる空間です。

僕も何度も行ったことがありますが、久しぶりにお邪魔しました。

宇宙


会場につくとまずお目当てはグッズ。
ヨギーのグッズって贔屓目なしに可愛くて、普段使い出来るものばかり。
結構Tシャツとかって、なんやかんや部屋着になりがちじゃないですか。
ヨギーのは一軍。僕もいまだに着ています。

でもお目当ての犬のTシャツは完売。なにやら先行販売をしていた模様。
いや仕事が18時までの人とか無理やん。。とか思いながら、泣く泣くキーホルダーを買うことにしました。

かわいい



昔のバイト先の後輩と合流して、一緒に観ることに。
彼は今、兵庫・豊岡にて奥さんと2人で超絶素敵なカフェを営んでいるので、気になった方是非。城崎温泉の近くです。


規制緩和により、約3年ぶりの声出しOK。
マスク無しでもいいけど、声を出す方はマスク着用で、とのアナウンスが流れます。
外では外す派の僕ですが、ルールは大切。マスクを着け大声を出す準備をしました。


さっきも少し書いたように、正直最近はあまり聴いていなくて、今回のツアーのEPも、ライブに行くことが決まってから勉強しました。

本当に久しぶりだったので、ついていけなかったらどうしようと思いましたが、初期の曲もたくさんやってくれて、大満足のライブでした。
「ああ、あの時めっちゃハマって聴いてたなあ。。」
と実感できて、僕は本当にヨギーが好きなんだと再認識できました。

ヨギーの魅力って、Vo.角館健悟の歌声も最高ですが、言葉に例えるなら、圧倒的な「大丈夫」感があります。
安心感とも言いましょうか。全てを受け入れてくれる、包み込んでくれる感じがあります。
ゆらゆら揺れたい感じ、チルな感じもありつつ、しっかりライブではプレーが熱くて、心を掴まれます。

『Climax Night』をはじめ、他にも好きな曲をやってくれました。




いやー、最高でした。
先述の通り、彼らは僕と同世代。
おっさんになっても同世代のバンドを応援し続ける、父親世代の気持ちがわかり始めてきました。

バンドの動向、ヨギーの音楽を、これからも追い続けていけたらなと思いました。




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