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短所、長所、そもそも何ですかそれは?

 短所を直そうと努力される方がいらっしゃいますが、その努力はもったいない、時間も労力も徒労に終わってしまいます。

 そもそも、短所=悪い・長所=良い、とは言えませんよね。夫々、味のある特徴を 短所、長所と名前で呼んでいるだけですから。

 誰にも、良い・悪いの判断は出来ないはずです。自分自身のその味のある特徴に対して、何らかの刷り込みや価値観から判断されているのでしょう。

 夫々、際立った特性に過ぎないのです。
それでも、直したいと思うのは何故なのか?

 直したいと思うに至った理由があるはずです。
つまり、目的があるはずですね。

 例えば、怒りっぽいと自分で思っているのであれば、何か痛い目にあった過去があるのでしょう。人間関係を壊してしまった、チャンスを掴み損ねたことなどがあったのかも知れません。

 今後、人間関係を悪くしたくない、チャンスを捉えたい、だから短気と言う短所を直そうと、思考が働いているのです。

 しかし、直すことが解決につながるのでしょうか。直ったとしても10年余りも時間が掛かったとしたら、それは良い努力なのでしょうか。

 短気を起こすのは、怒らなければいけない、何らかの防衛反応が働いているのです。

 人間関係を壊すと言っても、全ての人間関係を良いものにはできません。ならば短気と言う防衛反応は起きた時に、オンかオフにしてしまえばよいのですね。

 よい関係でなくても良ければ、スイッチをオンにしてしまう。
壊したくなければ、反応させないようその場で必死に辛抱してしまう。

 結局、全ては自分が得たい結果の分かれ道で、反応するか反応させないかのスイッチングをすること。

 スイッチングに手をかけているのは、自分自身です。
躊躇することなく、自由に使っていいのです、目的のためだけを考えて。

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