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今日が良い日と思うのは自分 4月つづき

バナナサンドイッチ。

2021-0429
 数学が苦手、というのでは、しっくりこないんである。算数が苦手、というのも。「数字をきいてもピンとこない」というのが、一番あってるだろうか。私は、数字を見ても聞いてもピンとこない。

 「ピンとこない」てなんだ、と思われるかもしれないが、例えるなら、誰かが「ウッ!」と言おうものなら「宇宙船のウ!」と言い(心配しろ)、「おお、」と言えば「天橋立!」と答えてしまう(長いので省略)。私は、おそらく、言葉?に対しては、その程度の反射神経があり、どっちかというと「ピンとくるほう」だと思う。「レ?」と言われれば、「ミゼラブル」(いや、バカにしてるわけでは)。ミの音がきこえれば「コールマイセルフ」と一緒に歌ってほしい。

 しかし、数字については、まったくピンとこない。昨日、友人と美味しいランチを食べに行った。パスタランチを頼み、ノンアルコールスパークリングワインなるもので乾杯し、コーヒーとデザートも追加。お一人様1700円です、と言われて、1700円なのね、と支払った。しかし、友人がお店の人に言った。「計算、間違ってません?」
 慌てて確認するお店の人。正しいお会計はひとり2500円であった。改めて、2500円払って、お店を出るが、私は内心の動揺がとまらない。なぜ... なぜ、友人はお会計の額が間違ってると分かったのか、なぜ、私はなんの疑問も持たなかったのか。そして、2500円ときいてなお、ピンとこないんである。やっぱりね、とか、おかしいと思った、とかも思い浮かばない。なんていうか、いつも、数字が素通りしていく感じ。大丈夫なのか、私。
 実は、先日も、別の友人とランチをした際に、お店の人がお会計を実際より安く請求し、なんの疑問も持たずに言われるがままの金額を支払っていたことがあった。

 何が言いたいかというと、私は、決して、お会計をごまかしたろ、と思っていたわけではない。ほんとに。先の店にも、仕事の後にお金を払いに行ったし、そのついでにケーキも買って帰った。昨日は、動揺収まらず、その後、パン屋さんでも不安になり、おねえさんに「お会計、あってます?」ときいてしまった(あってました)。

 それもこれも、わたしは、数字に「ピンとこない」ゆえ。

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