近鉄奈良駅から東大寺方面に5分も歩くと鹿がいる。

鹿は奈良公園周辺の至る所におり、観光客の手から鹿せんべいを食べたり、日向ぼっこをしたり、横断歩道を渡ったりしている。もちろん、人間が近づいても全く動じない。

驚くべきは、それだけ人間の生活に溶け込んでいながら、あくまで野生動物だという点だろう。

聞くところによると、奈良の鹿は春日大社が創建された8世紀から人間と暮らしているらしい。こんな鹿は奈良にしかいない、というのが奈良県民の談だ。

その鹿に追いかけ回されたおかげだろうか。今朝の体重は77.8kgだった。その数字を目にして、わたしはひとつの確信を得た。

奈良で鹿とともに暮らせば痩せる。

その名も「鹿に追い回されダイエット」。ぜひ試してみたいものである。