「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という宮沢賢治の有名な言葉があります。
この「世界ぜんたいが幸せにならないうちは個人の幸福はあり得ない」、ということは「個人が幸せにならない限り世界中は幸せにならない」という矛盾を抱えています。

一人一人が幸せじゃないとぜんたいは幸せとは言えません。
世界ぜんたいが幸せになるためには個人の幸せが不可欠ということになります。

私たちが幸せであるということはとても大切なこと。
積極的に自分の幸せを追求していい。

だからワガママで自己中になれ、という話ではありませんw



ただしもし今、
あなたがとても疲れていて心が晴れない中にいる、心が重い…そんな中にいるのなら、まずは自分自身に目を向けてあげて欲しいのです。

自分をまずは幸せに。

「セルフコンパッション」というものがあります。

一昨年2019年頃ネットや書籍で盛んになりました。


self＝自分自身で、自動で
compassion＝ 慈悲の心　慈しみ憐みの心のこと

コンパッション（英語：Compassion）は「思いやり」や「慈悲」などと訳されますが、禅僧であり医学人類学博士でもあるジョアン・ハリファックス氏は、コンパッションを、人が生まれつき持つ「自分や相手を深く理解し、役に立ちたい」という純粋な思い、また、自分自身や相手と寄り添い「共にいる」力と説明しています。

コンパッションとは？複雑な社会で必要な変化を促す自分と他者に「寄り添う」力より

「幸せ」なんて到底思えない時もあります。
今みたいに複雑で何がいい悪いって簡単に割り切れない時代、思わぬところで傷ついたり、頑張り過ぎたり、傷ついてることにさえ気づかないまま走り続けていたり。

「幸せ」なんてふわっとしたよくわからないものはちょっと横に置いて

そんなときセルフコンパッションを思い出して

自分を良い悪いで裁かない
負の感情に気づいたら排除しようとせず
その感情を持っている自分に慈しみのエネルギーを注ぐ

まずは自分を癒すことから始めます。

私が幸せにならねば！！
なんて力んでも事態は決して好転しないw
（何度も失敗した私がいうからほんとですw）

まずは癒す。
癒やされ緩み、
お風呂上がりのように温まりましょう。


自分を癒すと甘やかすは違います。

自分のエネルギーを健全に保つ
積極的な行為です。

疲れている時には緩め、

0ポイントに戻す
ニュートラルに戻す。

そうすることで多幸感（幸せを感じる気持ち）も湧いてきます。

やっぱりまずは自分が幸せであることが全ての始まりなのです。

お客様を幸せにしたいお店はまず従業員さんが幸せであること。

その店の従業員さんが幸せであるためにはまず経営者さんが幸せであること。

子供を幸せにしたいなら
まずお父さんお母さんが

生徒を幸せにしたいなら
まず先生が、

そして先生が幸せであるために…


笑…キリがありませんw

そして誰かのために幸せになるではなく
自分が自分のために心から幸せであること

それが周りに伝播して
私たちの周りが幸せになっていきます。



そのためにもまずは自分を癒す
セルフコンパッション。

積極的ご自愛。


みなさま今日もご機嫌な1日を。

いつも最後までお読みくださってありがとうございます。

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