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ガジャマダ大学・ジョグジャカルタ留学記14日目 -非日常から日常へ-

こんにちは。

14日目ですね。今日は、出来事というよりも、インドネシアでこんなルーティーンで生活を送っているよ、ということについて書こうと思います。やっと落ち着いてきたのでね。

「どんなリズムになるんだ??」「めちゃめちゃ暇になるんでは。。。???」などと小さい不安はいくつかありましたが、わりとハイスピードで生活を送っています。ハイスピードって言っても、時間が早く感じるってわけではないよ。
大体以下のような生活をしています。

①大学
授業は4コマとっています。”Sociology of Conflict and Reconciliation” “Ethnic Conflict” “Global Social Movement” “Introduction to Democratic Studies” ですね。インドネシアでは1コマが2時間あるので長いです。おまけに英語で話したり先生の話を必死に聞いてるので疲れます。はい。毎週課題も出るのできついです。はい。
今所属している学部はFISIPOL(政治社会学部)なのですが、その中でもInternational Undergraduate Programという、オールイングリッシュのところに入っています。現地の学生にとってはここだけ学費が7-8倍ほどするらしく、何を言いたいかというと”お強い”学生が多いんですね。たぶん僕が1番英語ができません。話せない・聞けないはまだ予測していたのですが、毎回の課題の論文の 難しいこと難しいこと。昨日はルソーやシュンペーターの民主主義理論の比較論文のまとめ課題ではやくもほぼ徹夜する羽目になりました。先が思いやられます。たしかに、日本で専攻しているわけではなかった国際政治やらの内容の、しかも卒論直前の3年生の授業でやっているから冷静に考えれば当然なのかもしれません。とは言っても、IELTSなども受けておりリーディングにはかなり自信があったので正直ショックでした。仲のいい現地学生にも「これはそんなに難しい方じゃないよ〜」とか言われたり。。。
そんなこんなで、当初の想定よりはかなりここに時間を使っています。それでも、勉強している内容自体は関心があったものなので非常にためになり、なんなら「ここの3年生の内容ちゃんとマスターしたら実質ダブルメジャーしたことになってお得じゃね???!」などと考えてなんとか乗り切ろうと思います。

②インドネシア語勉強
Wisma Bahasa というインドネシア語学学校に通っています。内容についてはどこかで書いたので一旦省略。とにかく非常に学びやすい環境で ひたすら進んでいます。教科書のようなものが配られるのですが、予習と復習を自発的にやっているおかげで毎回2-3レッスンぐらい進みます(これからしばらくは授業になれるまで難しいかもです)。もう少しで初級のテキストが終わるのでさっさと発展へ行きたいですね。
ここインドネシアでは、日常でも語学学習をする機会が存分に整っている印象があります。毎日朝家を出る前に単語や言いまわしをインプットして、バイクタクシー(Gojek)やお店の店員さんに覚えたものをどんどん使って行く。大体みんなおしゃべりが好きなので、喜んでそこから会話を始めてくれます。まあ大体すぐに早口のインドネシア語がわからなくなって気まずくなるのですが。笑
1年間勉強は続けるつもりなので、相当なレベルまで持っていきたいですね。これからにご期待ください。

③ジョグジャカルタのことを知る
大学と語学学校が固定の予定ですが、まだ割と時間はあるので、いろんなところに出かけています。毎日最低一つの場所は開拓してます。ショッピングモールにせよ、ご飯にせよ、カフェにせよ、その他にせよ。ちゃんとグーグルスプレッドシートに資料としてまとめてあるので、誰かが遊びにきたときは用意ばっちりです。バイクタクシーを乗り回してます。

とはいっても、ただ回って楽しむだけだと観光と何も変わりませんね。こちらで「日常」を暮らしにきているのだから、あらゆる面からここを、インドネシアを見て、知って、考えることをしたい。そのために今は、

・何かしら自分の中で常に問いと仮説を持っておく
・現地の学生と会話して、知見やどのような考えを持っているのかをしる

ことを意識しています。当たり前といえば当たり前なのですが、こういった習慣をつけることって案外難しいんだなあと日本での少ない経験からながらも感じています。

あとは本を読んだり、日本人の友達といろいろしゃべったり、夜は遅くならないことが多いのでちょっとひとりでゆっくり考え事をしたりなど細かいことですね。大学の課題でこれらがやりにくくなる気がしてちょっと不安です。

予定がかっちり詰まってないと怠惰になることは仕方ないので、割と自分の行動を短いスパンで振り返る機会もちゃんと取るようにしています。毎日の行動や振り返りを記録したり、先週を踏まえて今週やりたいことを日曜日に考えてまとめたりと。今はちょっと面倒ですが、継続して行っていけば行動と内省のよいサイクルを作り出せそうなのでなんとか取り組んでいきたいものです。

ここにきて2週間弱が経ったことになりますが、少しずつ生活が「日常」化しているように思えます。これは何を意味しているかというと、ただ過ごしていたら刺激がどんどん少なくなって行くということです。
危機感を感じることもできますが、ある意味でこれが自分が求めていたものだったのでこれからがわくわくです。異文化を「異質」と外から鑑賞するに留まらず、日本人などといった自らに起因する視点も持ちながら内から問いを立てて見つめ直す。いわば二分化された視点を「意識的に」使っていけたら、旅行では得られない発見・刺激をたくさん得られると思っています。

まだまだ始まったばかり。今日も楽しく生きていきます。



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