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新反動主義とチキン南蛮とイームズのイス【自己隔離生活3日目】

眠すぎて寝落ちしてしまったので今日は短めです。

【隔離3日目】

今日も読書。課題図書は『ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』。

新反動主義や暗黒啓蒙と呼ばれる、リベラルな価値観(例えば多文化主義やフェミニズム)に否を突きつける暗く新たな思想潮流について。ピーター・ティール、カーティス・ヤーヴィン、ニック・ランドの3人を通じて読み解くといった本。まだ途中ですが非常に面白いです。明日には読み終わるかな。

雑にまとめると、民主主義と自由は両立できないし、いい加減もう国家や政府に期待をするのはやめて、経済的にも精神的にも自由な都市国家を海上にでもサイバースペース上にでも建設してしまえという極端にリバタリアンな思想。

景気は後退して、コロナの流行で終末論的な世界観が蔓延するディストピア社会で、こんな思想が勢いを得ているのはおかしなことでもないなと思います。ピーターティールは実際に海上に国を作る実験を始めているわけですし。



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話は飛びますが写真にあるイスが壊れました。10年くらい使ったのかな、まあしょうがない。ということでイームズのイスを買いました。どうやら著作権が切れてどこのメーカーも安く同じデザインのものを作ることが出来るらしく3000円ほどでした。

これがバブルの頃なら、同じものでもブランドにこだわって5万円ほどする正規店のものを購入していた人も多かったのでしょうけど、Amazonのレビューを見ると「これで十分」と言ったコメントが並んでいて、ああ経済的に日本は着々と衰退しているなあと思いました(ブランド信仰からの脱却という精神的な面では成熟しているのかもしれないけど)。

あと、昨日の昼食にほっともっとのチキン南蛮弁当を食べたのですが、帰国するたびにチキンが小さくなっていて、こちらも景気の後退を肌で感じた出来事でした。


とはいえ、景気対策に牛肉商品券を配ろうとする政府の元では現状がマシになるとは思えないし、怒っている人はたくさんいるけど、もう僕は国や政治に何かを期待することはしていないので、やることといえば一つです。

着々と完成しつつある、海上国家への引っ越し準備。

お後があまりよろしくないようで。

また明日。



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