奨学金の利率が上がる!?返済金額はどう変わるのか?
大学生の頃、第2種奨学金(利子付き)を借りていた人もいらっしゃるのではないでしょうか。
日銀の金融政策変更の影響でもしかすると、奨学金の利息も変更されるかもしれません。以下の記事を参考に返済金額のシミュレーションをしてみたいと思います。
金利は低いですが、20年間での返済になるので複利効果が出てしまいます。注視しながら必要に応じて、早期の返済をしましょう。
以下が参考記事になりますので、ぜひご覧になってみてください。
日銀の政策の変化でなぜ奨学金の利率が変更される?
そもそも、第二種奨学金は全て奨学金を原資にしておらず、国や金融機関からの借入で成り立っているようです。特に国の債権を実質的に奨学生が買うような形で運用されているため、利率については国債のものに引きづられるようです。
特に金利固定方式であれば、10年物の日本国債と類似した動きになり、見直し式(変動)の場合は、5年物の国債と似た動きになるようです。
今後、マイナス金利政策の解除によって実質金利は上昇していくと思われますので、国債の利回りも上がるはずです。
なお、債権価格と金利は逆の動きをします。
変動金利の場合、奨学金の返金はどうなる?
日本学生支援機構の奨学金シミュレータを使ってみましょう。
シミュレーションの条件
第2種奨学金を以下の条件で借入、返済したとします。それぞれの場合の返還総額と金利を計算します。
月10万円
大学学部の4年間借入
入学時増額分30万円(前借り)
20年で月賦返還
年間の利率1,2,3%でシミュレーション
1%でのシミュレーション
2%の場合のシミュレーション
3%の場合のシミュレーション
金利のまとめ
先ほどの条件で考えると、
1%の場合:11%
2%の場合:23%
3%の場合:35%
となります。20年なのでそれなりに時間がものを言いますね。。貯金しておくくらいなら先に返したほうがいいでしょう。ただ、年利4%程度の投資信託に投資をしながら、ということなら、徐々に返金していけば理論上は年利1%分得をすることになります
最後に
奨学金の支援は今後拡大していくと思います。特に大学全入時代の到来、また、経済格差が広がる中でしっかり勉強できる資金を借りれる数少ない方法だと思います。
もちろん利率もそれなりにはありますが、リボ払いなどのような15%近くの利率で借りるくらいなら、奨学金の方が全然マシです。
ぜひ参考にされてください。