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【Netflix】SELLING SUNSET #8 性悪女は許さない

クリシェルはマヤとともに仕事を成功させる。ヘザーとクリスティーンは大きな失敗から、さらに険悪な仲に。ロメインの態度にモヤモヤするメアリー。

プレッシャー

今期の業績が最高に良かったオッペンハイム不動産。そこでボスはお祝いパーティーを開くことに。仕事では厳しく指導しつつ、こうやって盛大にお祝いしてくれると、もっと頑張ろうって気になれそうです。

マヤとアレグザンドラとの契約成立をお祝いするクリシェル。そばにいたダビーナも話に参加するものの、ビギナーズラックだとか初めての契約でしょとか冷たくあしらわれます。
そんなダビーナの態度に疑問なマヤ。クリシェルはダビーナの態度について、意地悪ではなく人の成功を妬んでいるだけだと分析。ダビーナは結構プライド高そうですからね。人の幸せを素直に喜べない部分があるんでしょう。

会社にクリスティーンの顧客・ダグがやってくる。ダグは自分の物件が売れないことを話す。ダグはこれまで物件を3〜4件・総額2000万ドル以上売っている、会社の優良顧客(VIP)の一人。
6ヶ月経っても全くオファーがないことに不服なダグ。物件は4つの寝室、5つのバスルーム、広さは480平米。価格が1250万ドルと高額だし眺望も良くないため、なかなか買い手がつかないとジェイソンは説明する。
眺望のことを考えると、1000万ドル以下にしないと厳しいと伝えるジェイソン。ダグはクリスティーンの営業について質問するものの、ジェイソンもあくまでも価格が問題であることを伝える。
ダグは995万ドルに下げるかわりに、3ヶ月で売るようにと話す。そこにクリスティーンも加わり、ジェイソンからダグの要望を聞く。過去に物件を見せた客全員に、200万ドルの値下げを連絡するよう指示されるクリスティーン。これはなにがなんでも売らなければいけません。

メアリーはロメインに結婚式の相談をする。雑誌やネットのページを見せながらどうするか聞くが、ロメインは何でもいいどこでもいいという回答ばかり。
退屈そうだとメアリーが言うと、ロメインは「そういうのは女性がすることだよね?」と返す。結婚式=女性のイベントだからメアリーが選ぶべきだと言うロメインに、メアリーは苛立ちを隠せない。
ロメインは「結婚はしたい、でも式は女性のこと」と言いつつ、メアリーから「私が全部決めろってこと?」と聞かれると違うと返してて…一体何が言いたいのか分からないのは、私も女性だからでしょうか?なんか、メアリーを怒らせたくなくて、のらりくらりとかわしているようにしか見えませんでした。

自分らしくいたい

クリスティーンはダグの物件を売るため、顧客に連絡をするが、なかなか上手くいかない…。価格がまだ高すぎるとか、もう買ってしまったとか…。タイミングって大切ですね。

4000万ドルの豪邸も着々と完成に近付いている。そこにヘザーの顧客・ブランドンが来る予定だったが、仕事の都合で来られなくなり、ヘザーだけがやってくる。
ブランドンと会う予定だったのに勝手にドタキャンされ、ジェイソンはお怒り気味。オーナーのジェフとは長い付き合いで大切な顧客のため、そんな扱いをすることは許されない。
ジェイソンもジェフもいい顔をしていないのに、それを全く理解していないヘザー。ジェイソンはヘザーを強く注意する。しかしヘザーはそんなジェイソンをよく思えず、「私が気に入らないなら、辞めてスウェーデンに行ってもいい」とまで思ってしまう。
いくら顧客の勝手な都合とはいえ、ジェフやジェイソンへのヘザーの対応は良くなかったですね。だってついこの前、クリスティーンに同じような態度を取られて、ヘザーは怒ってたんですよ?さらに逆ギレみたいに辞めてもいいなんて、言っちゃいけませんよ。

クリスティーンとメアリーは一緒にネイルへ。メアリーはロメインとの距離について話す。実はロメインが怖じ気づいているのでは?と感じているメアリーだが、クリスティーンとは以前結婚のことで喧嘩になったので、それについてはあえて話さないことに。
クリスティーンも仕事のことでかなり悩んでいる。失望されたり、出来ない人だと思われるのが嫌なのに、なんだかうまくいかない。それで自分でもよく分からなくなってしまった様子。
メアリーは「新しい人が入ってから、クリスティーンらしくない」と言う。クリスティーンも新人がきてから、かき回されることが多く、調子が悪くなっている自覚がある。メアリーは「新人に負けちゃダメ!自分らしさをキープして」とアドバイス。
本来は誰もが恐れるクリスティーン様だったのに、新人たちに変に気を遣ったり自分を抑えていたってことだったんですね。アレで抑えてたのか?って、ちょっと怖くなっちゃいましたけど(笑)。真のクリスティーンが出てきちゃうんでしょうか。

仲良くなれない関係

ジェイソンの新居引っ越し祝いパーティーにやってきたメンバー。すごくシンプルモダンで美しい家ですね。何より素晴らしいのが、床から自動で上がってくるテレビ!このシステム、羨ましいです(笑)。

プールサイドで飲みまくりはしゃぎまくるみんな。マヤはメアリーとロメインに結婚式について聞く。乗り気じゃない雰囲気のロメインを見て、マヤは理由を聞くと、またしてもロメインは「女性のことだから」と答える。
それを聞いたマヤは、二人のことだし男性のためでもあると言う。夫はかなり動いてくれたと、クリシェルは自分の結婚式の話を伝える。メアリーだけでなく、マヤとクリシェルからも言われて、ロメインがきちんと積極的になればいいんですが…。

ボスからマヤへ、お腹の子供へのプレゼントを渡す。マヤからもみんなへサプライズで性別発表のケーキをプレゼント。ケーキの中がピンクなら女の子、青なら男の子。その中身は…青!元気な男の子が産まれることを祈ってます。

クリシェルとダビーナは久しぶりに二人で話すことに。ダビーナは「社内で私たちが不仲だと噂してる人がいるけど、どう思う?」と聞く。クリシェルは正直に「あまり関係は良くない、というか私のこと嫌いでしょ?」と言う。ダビーナは「クリシェルのことをまだよく知らないから嫌いではない、でも信用できない部分はある」と返す。
ダビーナがクリシェルを信用できないのは、やはりメアリーの件。泣いていたメアリーを抱きしめているのを見て優しい人だと思ったのに、ダビーナと二人になったら詮索するようなことを話していたので、その態度の違いを疑問に思ったよう。
クリシェルは、やはりダビーナは勘違いしていると言う。二人の会話で出た内容だし、質問しただけだったのに、ダビーナはメアリーにクリシェル一人が悪いように伝えてしまった。それがクリシェル的に引っかかるポイントです。
しかし、ダビーナからすると、質問というよりクリシェル個人の意見に聞こえたから、クリシェルの話は批判的に感じたとのこと。
メアリー本人には優しいのに、本人がいないとあれこれ言うクリシェルは裏表の”傾向がある”人だと言うダビーナ。傾向があるというのはおそらく、悪意の自覚を持った裏表があるのではなく、自分で気付いてないけど裏表あるっぽくなってるってことだと思います。
しかしこの発言にクリシェルはカチンときて、「ダビーナが態度を変えない限り、私にはもう言うことない」とばっさり言い捨てる。ダビーナもそれを聞いて「そう言われても私もどうしようもない」と返す。やはりこの二人が仲良くなることはなさそうですね。本当に根本的に合わないんでしょう。

ピリついた二人を見て心配するメンバー。ダビーナはクリスティーンに話の内容を伝える。ちなみにクリスティーンもクリシェルには裏表があると感じていたようです。
クリスティーンがそう感じたのは、メアリーが噂話について注意したとき、クリシェルはそもそも会話を覚えていないと言ったこと。自分の発言を忘れることなんてある?とクリスティーンはダビーナに話します。

一方、帰ろうとしていたクリシェルを心配して話しかけるマヤ。何もしてないのにダビーナに責められた、今もみんなに悪口を言われてると思う、とクリシェルは話す。
裏表がある(その傾向がある)と言われたこともクリシェルが言うと、マヤは「ダビーナは思ったことをすぐ言うから…」とフォロー。これだけみんなが言うってことは、本当にダビーナは率直に口に出すタイプなんでしょう。
クリスティーンやヘザーに、ダビーナが悪口を言っていると思ったクリシェルは、マヤにも付いてきてもらいダビーナともう一度話すことに。

クリシェルはまず、メアリーとロメインに原因となった会話のいきさつについて説明。メアリーもそれを聞くまでは、クリシェルは裏表があると感じていた様子。
クリシェルは、とにかく質問をしただけだと主張しますが、ダビーナは意見のように聞こえたとまた返す。新しく入ったばかりでメアリーを知らないから、意見なんかできないし、本当に質問したんだとクリシェルが言うと、ヘザーは「メアリーとジェイソンの話のときも、クリシェルはたくさん質問していたから」と納得。
ダビーナもクリシェルも、こんな話はもうやめたいと思っている。でも、クリシェルからすると、裏表があると悪口を言われたから引くに引けない。まぁつまりはダビーナに訂正してほしいんでしょう。ダビーナはひたすら「違う、”傾向がある”ってこと」と言い続けてましたけど。

女のプライド

あまりの泥仕合に、とりあえずボスが言い合いを止めて、仲直りしてほしいと言いますが…そこでクリスティーンが割り込んで意見を述べます。
「メアリーが噂話のことを言い出したとき、クリシェルは『分からない』と言った。私が言った内容を聞いても、メアリーたちのことを何か言っただけと言った。そんなふうに発言を忘れていたけど、ダビーナに内容を聞いてみたら、メアリーの批判だった。それを知って、クリシェルがなぜ自分の発言を認めないのかが分かった。これが全ての発端よ!」(要約が面倒だったのでまんま書いてますけど。)

クリシェルは「急に聞かれたから、思い出せなかっただけ」と説明するものの、クリスティーンは「私は自分の発言は忘れないし、悪いときは謝る」と続けて責めたてる。
メアリーからは「発言そのものよりも、本人の意図のほうが大事だ」と理解を得られたクリシェル。これにはヘザーやマヤも同意のようです。結局、間違って受け取ってしまっても、きちんと誤解をとくことが大切だと思います。

話題の張本人であるメアリーが納得してまとまったと思ったのに、クリスティーンは続けて「でも無責任はダメ!自分の発言は白状しないと!だってボケてるんじゃないんだから!」とまさかの発言。
さすがにこれにはマヤも「言い過ぎよ」と止めに入り、メアリーもクリシェルにハグのフォローを入れる事態に。なんとか終わらせようとするものの、クリスティーンの怒りは全く収まらず…クリシェルはあまりのことに泣いてしまい…。ダビーナもフォローのためにクリシェルに近付くが、クリシェルはそれを拒否。

マヤがクリスティーンをなだめても、クリスティーンは「クリシェルは嘘つきよ、自分の言ったことを認めなさいよ!」とずーっと続ける始末。そんな態度を見てメアリーもさすがにゲンナリして、「親友だけどクリスティーンはひどすぎる」とクリシェルをケア。ボスやマヤも、気にしないでとクリシェルを気にかけることに。
そんな状況のクリシェルを見て、クリスティーンとダビーナは「あんなに感情的になる?大げさすぎる、バカらしい」と…。いやーさすがのクリスティーンファンの私も、これはキツすぎだと思いました。
そもそもなぜクリスティーンはダビーナから聞いた内容だけで、クリシェルを評価しようとしたんでしょうか?クリシェルが一番の新人で、よく知らないから?だとしたら、クリスティーンだってクリシェルのことを批判できないと思うんですが。

クリシェルはきちんと「その場では話が分からないと言ったけど、もう会話の内容は全てメアリーに言った、自分の発言の責任も持ってる」とクリスティーンに説明。しかし、クリスティーンは「でも私たちには都合よく『覚えてない』って言ったじゃない!」とやはり何度も責める。
結局クリシェルは「もう話すことはない」と言い立ち去るが、クリスティーンは「私が正しいから何も言えないのよ!」とか「あんな胡散臭い女!友達を悪く言う奴は許さない!」とか…。もう何がなんだかって感じです。話がもつれすぎて意味が分かりません。そもそもクリスティーンがなぜそのワンポイントにこだわるのかも理解不能…。というか、これがメアリーが言ってたクリスティーンらしさなの?

翌日。メンバーは、新しい大通りのオッペンハイム不動産の看板を見るため外に出る。以前撮った集合写真が大きな看板になって掲げられてました。
しかしその場にはクリシェルの姿はなし。クリスティーンは酔って言い過ぎたことを謝ろうと電話したが、着信拒否されていたとみんなに話す。

そこにクリシェルが遅れて登場。クリスティーンが必死に話しかけるが、クリシェルはそれを無視。謝罪を受け入れるつもりはありません、ということでしょう。あとクリシェルが着信拒否してないって言ってましたけど、今はしてないだけで、たぶんその日の夜は拒否してたんでしょうね。
まぁ酔ってたとはいえ、あんなに何度も何度も同じことで責められ続け、終いにはボケてるとまで言われたら、「あーはいはい、もういいです」ってなるのも分かります。ただ、そこで感情のままの悪態を取っちゃうと、自分にも否が出ちゃいますからね。クリスティーンには謝罪の気持ちがあったんですし、すぐには納得できなくても、とりあえずその場では流してあげても良かったと思います。
初回のときに、クリシェルは「性悪女は許さない!」みたいなこと言ってましたから、見事に伏線回収してくれたってことですね(笑)。

SELLING SUNSET #8 感想

最終回だけあって、かなり重たい内容でした。重たいというかもたれるって感じですかね。女同士のバトルは大好きなんですけど、今回のはもう意味が分からなくて、何と感想を言っていいのか…。

まずは、自分の言葉を100%同じニュアンスで相手に受け取ってもらうっていうのが、すごく難しいんだなというのは感じました。私はメアリーの言う「発言自体より意図が大切」ということも分かりますし、自分が受け取った感覚こそが大切というダビーナも分かります。
本人からそんな意図はないと説明されても、そこではそれで納得するかもしれませんが、やっぱり心の奥では最初に感じた悪意って消えないんですよね。こっちが勝手に感じた悪意だとしてもです。

そして、クリシェルは裏表があるのかどうか…。私はむしろ、裏表のない人のほうが少ないように思うんですが。これは日本人とアメリカ人の違いもあるんですかね?女なんか特に裏表あると思うんですけど。
例えばクリスティーンやダビーナが言うような裏表だとしたら、信用がなくなるのは分かりますよ。本人とは仲良くしてるのに、本人いないと悪口言うって、めちゃくちゃ嫌な女じゃないですか。よくいますけど。
でも、クリシェルがダビーナに話していた内容って、どう聞いても悪口とか嫌な意見とは思えなかったんですよね。ただし、クリシェルは確かにダビーナが言うように、裏表ある人の”傾向がある”って気はします。それでも責められるほどではない、普通の女の裏表レベルだと思いますけど。

クリシェルがどうこうよりも、クリスティーンとダビーナが言いたいことを言い過ぎなだけだと思いますよ(笑)。こんな女、日本にいたらヤバすぎるでしょ!私なんか超メンタル弱いから、あんな吠えまくるクリスティーン見たら恐ろしくてすぐ逃げちゃいますよ!
クリスティーンは酔ってたかどうかをよくポイントとして出しますが、重要なのはそこじゃないですよね。言いたいことを言うだけ言って、翌日謝るのって結構ひどいですよ。謝るくらいなら言うなよ!と。
まぁ謝るってことは、本当にクリスティーンは自分の発言に責任を持ってるってことなんでしょうが。ただ感情的なのはどっちだよって話ですよ。揉め事はよく起こす人に原因がありますからね。この中だと、クリスティーンとクリシェルでしょうが(笑)。

こんなドロドロズルズルな状況で終わってしまいましたが、アメリカでもかなり人気のようなので、たぶんシリーズ化してくれるでしょう!
メアリーとロメインの結婚、マヤの赤ちゃん、4000万ドルの豪邸の行方、そして女同士にできた溝。気になることは山ほどあるので、本当に続きが見たいです。

日本にはない濃厚な人間関係の問題を、このたった8話で十分に楽しめました。シーズン2も、ますますパワーアップして帰ってきてくれることを期待したいと思います。

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