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巣ごもりにオススメな対決番組~ファッション編~

私の大好きな対決番組…日本では対決番組といえばクイズ、料理、スポーツあたりが多いですが、海外ではありとあらゆる対決番組が放送されています。
メイク、ファッション、スイーツ、インテリア、ガラス工芸、ガーデニングなどなど、幅広いジャンルがあるので、それだけ多くの才能にあふれたスターが発掘されているということです。

今回は私の愛すべき対決番組から、ファッション系対決番組に絞っておすすめ番組4作品を紹介したいと思います。


ファッションバトルといえばこれ!
プロジェクト・ランウェイ

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アメリカ発のファッションデザイナー対決番組で、本国では2004年から、日本では2006年からWOWOWにて放送されている長寿番組。2020年に待望のシーズン17が放送。シーズン18も待望されています。

出演者は世界中から集めた無名デザイナーなどが15名ほど。毎回出されるテーマに合わせた服を、一人か複数人で数時間〜数日かけて作り上げます。デザイン画を描き、指定の店で予算内で材料を買い、工房で制作していきます。

優勝者には賞金10万ドルと一流ファッション誌での特集、また有名ブランドでの研修なども与えられるため、デザイナーとしての大きな一歩を踏み出せます。

この番組の面白いポイントは、デザイナーとモデルの関係性です。
ファッション対決の番組は多々あるものの、これほどモデルについても取り上げる番組はなかなかありません。最後まで同じモデルが使われるため、デザイナーにとって作りやすいスタイルのモデルというのが出てくるわけです。当たるモデルに合わせて服をデザインする能力も問われてきます。また、モデルもそんなに有名ではないので、これが一つのチャンスになる可能性もあります。

残念なことに日本ではWOWOWでしか見られないので、なかなかお目にかかることはないと思います。もし機会があれば見ていただきたい番組です。

新進気鋭デザイナーの登竜門
ネクストインファッション

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2020年にNetflixで配信された番組で、2021年現在はシーズン1が配信中。

出演者は新進気鋭のデザイナー18名で、自身のブランドを持っていて、ビヨンセなどスターの衣装を手掛けたことがあるデザイナーも。仲良しのデザイナー同士が二人組になり、毎回出される課題をこなしていきます。材料はスタジオ内に用意されたものを使います。好きなだけ使えますし、足りないものは別で注文してくれますが、基本的には早いもの勝ちです。

優勝賞金は25万ドル、その他に高級ファッション通販サイトのNet-a-Porterで自分のコレクションを販売できます。

この番組ではチーム戦ゆえの強み弱みが鍵です。
お互いの得意分野で補え合えたり、制作時間を助け合ったりできますが、どちらかに負担が偏ったり、デザインの方向性が合わず喧嘩になることも。しかも決勝が近づくと個人戦に切り替わるため、精神的肉体的なストレスがかかってきます。

番組の途中では司会兼審査員であるタン・フランスとアレクサ・チャンがファッションについての豆知識や着こなしのコツを教えてくれるので、視聴者にとって勉強にもなります。

とてもスタイリッシュで面白い番組だったのですが、どうやらシーズン1以降は制作されないようです。全10話でとても見やすいのでおすすめです。個人的にはマルコとダニエルが推しデザイナーです。

世界最高峰のファッションバトル
メイキング・ザ・カット

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2020年にAmazonで制作・配信された番組で、こちらも2021年現在はシーズン1が配信中になっています。

出演者は自身のブランドを持つ無名デザイナーや服飾学校の講師など12名。第一回戦から決勝まですべて個人戦ですが、デザイナーは必ずしも縫製ができる必要はないという考えの番組のため、専用の縫製師がついてくれます。つまり与えられた時間でデザイナーはデザイン画及び型紙作りと指示書を書いておけば、最低限の作業は完了となります。材料はデザイナーが購入しますが、特に予算や制限はないようです。

この番組の一番のポイントは、とにかく何もかもが豪華なところです。
優勝賞金はなんと驚異の100万ドルで、さらに自分のブランド商品をAmazonで販売することができます。司会はティム・ガンとハイディ・クルム、さらに審査員としてナオミ・キャンベルとニコール・リッチーがいます。舞台もニューヨーク、パリ、東京とファッションに関する都市へと移動し、作られた服は街中の特設ランウェイで披露されます。おそらくファッション対決番組では一番豪華です。

賞品が豪華な分、優勝するための道のりも大変です。毎回実用的スタイルとランウェイスタイルの2種類を作らなければいけないし、ランウェイ後にある面接で司会や審査員に自分のデザインをしっかりアピールできなければいけません。また、先ほどデザイナーは縫製できなくてよいと書きましたが、実際は縫製師が思っていたデザイン通りに縫ってくれるか分からないですし、時間が足りなくなるのは絶対なので、やはり全く縫えないというのは危険です。

美しいファッションが街に溶け込むランウェイショーは一見の価値ありです。シーズン2の制作については特に何も予定されていないようですが、とても期待しています。個人的な推しデザイナーはエスターです。

英国発の裁縫バトル
ソーイング・ビー

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2013年から放送されているイギリスの裁縫対決番組で、現在本国ではシーズン6まで放送しています。日本ではシーズン3までがNHKで放送され、シーズン2までがAmazonで配信されています。

出演者はイギリス国内から集められた裁縫に自信のあるアマチュア8〜10名。一般人といえどみんな数年から数十年の経験者で、その腕前はプロ級です。毎回3つの課題に個人で挑戦していきます。課題は指示書通りに縫うものもあれば、既製品の服をリメイクしたり自分でデザインしなければいけないものもあります。材料はスタジオにあるものを自由に選ぶか、自分で好きなものを持ち込むことも可能です。

優勝賞金や賞品は特にないようですが、BBC(イギリスの公共放送)の番組に出演し優勝したという称号は得られます。

この番組は出演者全員がいい人で、とにかくまったりと優しい気持ちで見られます
あくまでも素人の対決ですし、賞金や賞品がかかっていないので、対決番組特有の緊張感は少ないと思います。基本的には出演者全員かなりすごいスキルを持っていますが、それでも熟練度には敵わない部分もあります。やはりその道数十年のマダムはレベルが違うなというのが、見ているだけでよく分かります。

先に挙げたファッション対決番組でもデザイナーの縫製技術が審査の一つとして見られていますが、こちらの番組を見ると服の縫製についてさらに深く知ることができます。裁縫というと女性のイメージがありますが、出演者の半分が男性だったりするのも面白いポイントです。

普段は会社員や主婦をしている一般人の対決ですが、出来上がる作品はどれも素晴らしく見ごたえがあります。失敗しても脱落しても前向きな出演者に勇気をもらえる番組です。

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まだまだおすすめしたい対決番組がたくさんあるので、今後も少しずつ紹介していきたいと思います。

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