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お月見🌝月光浴で感謝を込めて一度きりの今日を味わいましょう

最後に空を
見上げたのはいつですか?

十五夜と
満月と
中秋の名月が
びたりと重なる
明日の晩は

前を向いて
歩き続けていた

あるいは

うつむいて
足元ばかり
みつめていた

目をつむり
何かが通り過ぎるのを
じっとまっていた

または

人の顔色に
一喜一憂して
自分に目を向けることすら
忘れていた

そんな
懸命に
駆け抜けたあなたの

足を止めて

立ち止まって

ゆっくりと空を見上げ
思い出してください

いつも
頭上では
輝きながら
あなたのいく手を
そっと

照らし続けるため

いくつの角を曲がっても
あなたを見守り
追いかけて

雲に覆われても

雨に霞んでも
強風にさらされても
山やビルに
時折
目隠しされながら
長いトンネルの出口で
待ち侘びていた

ずっと
びったりと
ついてきてくれていた
月のことを

その月明かりの
あたたかさと
優しさ

低ければ赤く
高ければ白く
夜空を一筋に
照らし出す月光の

しずくを浴びて

インドでは日光浴や
沐浴と同じくらい
大切とされる

月光浴

月の放つ光は
その女性的な
エネルギーは

充電器より
はるかに早く
私たちの瞳を通して
身体全体に
心に潜んだ闇をも見逃さず
静かに届く

満ちていく月と同じに
満ちていく自分の内側を
そっと慈しみ
光で満たしましょう

当たり前にあるものに
深呼吸して
感謝を捧げる

退屈なようで
ずっとなくならないように見えて
じつははかなく
そこはかとなく
大切な誰かを想い

目を閉じて
瞼の裏にも
月明かりを
受けながら

振り返って
かつてはなく
今はあるものに

そして
かつては
私たちを喜ばせ
生かし
育んでくれた
今はなきもの
今も大切な
もの達にも

思いを馳せましょう

感謝しましょう

今それを有り難く
受け取っている
幸運に

今ココに在るという
キセキに

のぞんでも
けして
全ての人には
与えられることのない
明日に。

明日からの
毎日が
けして
くりかえしではなく

始まりで
たった
一度きりの

1日、一にちで
あることを

たどりついた今と
そこまでの道のり
そしてそこから始まる
未来

また前を見て
すすめるように

見上げる時間、
愛でる時間
味わう時間

あえて
ゆっくりと
ネジを巻く

アナログで
古風で
美しい

お月見を
楽しんでみませんか

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