1000の解決策⑤ 水上ソーラーパネルが何もかも変える 世界を救うfloating solar panels

考えれば考えるほど、ダム湖やため池に、ソーラーパネルを並べることは、良いことづくめだと思うようになった。水温上昇によるプランクトンの異常を防ぎ、蒸発過剰による水の目減りも防げる。

英語で検索かけると、世界ではかなり多くなった。一年前と大違いだ。floatong solar panels というのが最も一般化した呼称のようだ。
いくつも利点があり、一番大きいのは、蒸発量の制御。大雨が降るのは蒸発が多いせいだと知っているか。
リスク、津波だと壊れるが、台風程度ならしっかり設計した架台ならこらえられる。池やダム、湖なら津波はない。

また魚は日陰を好むので、パネルに隙間があればプランクトンが死ぬこともなく、生態系にそう悪影響はない。逆に、夏水温が上がりすぎるとアオコ異常発生、赤潮になることがあり、パネルは二度温度を下げるらしいので、それを予防できる可能性が高い。

あとは、周辺住民をどう説得し、どう資金を集め、運営主体を作るかだ。反射光が迷惑だという話もあるが、それほど難問ではないだろう。山の上の環境破壊にくらべれば、よほどマシではないか。日本は京セラが合同会社で千葉の池ですでに営業、三井は東京湾で始める寸前だ。ため池、ダム湖は国内に無数にある。
香川県で、2016年ごろいったん県内に多くあるため池にパネルが置かれ始めたが、台風が多くコスト高だというので10例ほどで終わったようだ。台風に負けないよい架台が出始めたので、設置の第二波が来ることを望む。
日本中にダム湖はあり、真夏、その蒸発が問題になり始めている。(今、琵琶湖でさえ、水位低下が話題になっている。)パネル設置は最大で最高の解決策ではないだろうか。水を溜めておくなら地下が最高だが、蓋をしておけば、蒸発量は減らすことができる。

台湾、シンガポールのような、静かな海域では置かれ始めたパネル。日本近海では、別の使命を帯びる可能性もある。


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