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1分で流し読める、中国スタートアップの建前

サービスを利用する顧客に、どういった価値が与えられているのか考えていくと「◯◯を顧客に提供しているようにみえるが、本質的には△△を提供している」という解釈が可能だ。

「nice」は意図的に上記のことをやってのけるスニーカー売買サイトを運営する企業だ。

創業者の周首氏は、niceは基本的にトレンドに敏感な人々のためのSNSという位置付けであり、売買はその延長線上にあるものだと語る。良質なコンテンツによってユーザーを取り込み、コミュニティによってその定着を促し、最終的にはユーザー間の取引へつなぐのが狙いだ。

出典 https://36kr.jp/22074/

学習玩具を提供している「優学猫」が提供する顧客の学習の質を高めるべく工夫されたハードウェアも、あるきっかけのためのツールに過ぎない。あるきっかけとは、オンライン学習コンテンツの購買活動である。事実、この購買こそがARPUを押し上げる要因になっている。今後はオンライ学習コンテンツを様々なデバイスを通じて配信していく方向である。

また、優学猫では、オムニチャネル化を進めている。家電大手「海信集団(ハイセンス)」と提携し、優学猫の独自コンテンツである「インタラクティブ授業」が3000万台ものスマートテレビで配信されるようになったほか、ハイセンスの実店舗300店での店頭販売も始めた。

出典 https://36kr.jp/22159/

中国で人気を誇る香水ブランドの「気味図書館」も本質的には香水を売っているわけではない解釈も異業種コラボしている事実から成り立つ。

出典 https://36kr.jp/22016/

本当はどんな価値を提供しているのか、国内国外企業とわず考察していきたい。

※未来を熱く語りたい起業家の方、スカイランドベンチャーズでお話ししましょう。気軽にDMください。

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