マガジンのカバー画像

私の選択・私の行動

4
「世界を変える」 そんな大それたことを言う政治家や革命家、カリスマ的リーダーなんかいないし必要ない。 それよりも、 「これ、何かおかしいんじゃないか」、 「この状況、なんとか変え… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

4年間の留学と1年間の休学の意味

(English version is available here - On Empathy) 僕はオタクに憧れていた。 数学、俳句、古典、演劇、哲学、軍事もの、鉄道やその音に至るまで、何か一つ、熱中できるものを持っている友達に囲まれて過ごしたのが、僕の開成での6年間だった。他人の目なんか気にせず自分の世界に浸ったり、好きなものへの情熱を永遠に語り続けられる姿が好きだった――そして同時に彼らが羨ましかった。僕には何かこれというものが無かったのだ。一番嫌いだった言葉は「普

「普通」に苦しみ、「普通」と闘う:千葉桃

--- 私の選択・私の行動 ③ --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。 ———————— 千葉桃(弘前大学4年・22歳) 柳田國男の『遠野物語』で知られる岩手県遠野市で生まれ育った千葉さん。全校生徒わずか3名の小・中学校に通っていたが、小学4年生の終わりに

ゴミから肥料。畑でつながる:山﨑 紀奈里

--- 私の選択・私の行動 ② --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。  ———————— 今回紹介するのは、とても元気で笑顔が印象的な山﨑紀奈里(やまさき・きなり)さん!岡山県日生(ひなせ)町で新しい肥料を開発し、農業と食事を通じて地域が明るくなるきっか

選んだ島根の地で ― 竹ボーイ・鈴木元太の挑戦

--- 私の選択・私の行動 ① --- 「これ、何かおかしいんじゃないか」 「この状況、なんとか変えたい」 素直な気持ちを、行動に移す。 大規模じゃなくても、自分の手と足を動かして。 今の社会に必要なのはそんな若者なんじゃないか。 これは自分で選択し、自分で行動する若者のストーリー。  ———————— 萩・津和野の名で知られ、「山陰の小京都」とも呼ばれる島根県津和野町。豊かな自然の中に赤い瓦の屋根が続く街並み。石畳で整備された中心部は城下町の雰囲気を漂わせている。