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2022年は整える年


“もっとシンプルに、もっと心地よく。”

2022年のテーマが決まったので、今さらだけれど書いておく。


その前に、ここ数年を振り返ってみる。

2020年は停滞の年だった。
新型コロナウィルスの蔓延で、これまでのあたりまえが当たり前でなくなってしまった。会いたい人にも会いに行けず、行きたい場所にも行くことができない。
それでも毎日仕事にはいかなくちゃならない。
別に今の仕事が嫌いなわけじゃないけれど、なんとなく日々が過ぎていって、わたしの日常の何もかもが灰色になった気がしたこともあった。

前に進めず、かといって後戻りもできない。いつか目を覚まさなければと思いながら、いつまでもぬかるみでまどろんでいる。
そんなもどかしさのようなものをずっと心に抱えていた1年だった。


2021年は波乱の年だった。
少しずつコロナ禍での生活にも慣れてきて、私の日常にも新しいリズムが生まれつつあった。これまで自分の中で試行錯誤していたことがうまくいき始め、新たな出会いに恵まれた年になった。
自分が転んでも、手を差し伸べてくれる人、立ち上がるまで待ってくれている人、後ろから背中を押してくれる人。いろんな人に助けられて今の自分があるのだと実感した。
その一方で、大切な人との別れもあった。
毎日違うものを見て、違うことを考えているのだから、感じ方も違って当然だ。それだからこそ、たくさん話をしようとしていたのに。気づいたときにはもう手を伸ばしても届かないところにいる人になってしまっていた。
もう一緒には歩けない。気づいて、そっと背中を向けた。そのままそれぞれの方向に歩き出すしかできなかった。

ひとつ何かを得れば、ひとつ何かを失う。
自分の心が絶えず揺れ動いていた1年だった。


これまで平穏無事だった年なんてない。
大なり小なり、いろんなモノや考えが壊されては新たに作られ、何かを捨てては新しいものを手に入れる。そうやって私は生きてきた。


今、自分の中に残っているものを見つめなおす時期が来ているのかもしれない。
2022年は仕事もプライベートも、これまで積み上げてきたものの答え合わせがされる、そんな予感がしている。

ここ数年は自分に足りないものを得ようとして、いろんなことを考えながら必死に走り続けていた。その中で得たものはたくさんあるけれど、同じくらい自分の心の声を無視して自分を犠牲にして失ったものがある。

必要だから。なければ困る。
誰が決めたわけでもないのにそんな考え方に縛られて、自分を見失いかけていた。
自分の中の好き、だとか、心地いい、という感情を大切にすること。そんな単純なことを忘れていた。
年が明けてからそのことにふっと気づいた。
気づいたとたんに肩の荷が下りた気がした。

余白をもって生活することを心がけること。
これまで見て見ぬふりをしていた自分の感性にスポットライトを当ててみること。
そうしてたくさんのときめきと出会おう。たくさんのものに触れて、その中から自分が何を選び取るのかということが大切なんだと思う。
大切にしたいものの中心に自分を置くことで、自分自身と身の回りを整えていきたい。
そうして新たなチャンスや出会いに素直な心で飛び込んでいけますように。

なんだかとりとめのないことを綴ってしまったけれど、これが今の私なのだ。


“もっとシンプルに、もっと心地よく。”


答え合わせは年末に。


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