命がけで海外に渡った人たち③ ロンドンに留学した夏目漱石
文豪という言葉がぴったりする作家と言えば、何と言っても夏目漱石でしょう。今も愛読者が多い彼は、明治時代に国費でロンドン留学を果たしています。
定期旅客船で向かったので、命がけというほどではなかったかもしれませんが、1か月以上の長い旅路でした。どんな思いで、何を見たのでしょうか?
明治33(1900)年9月8日、漱石は、横浜港からロンドンに向けて出発しました。
日本からロンドン直行便 約14時間半
漱石の船旅 40日間
船の名前は「プロイセン」号でした。東シナ海を南下し