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満足を知る ソクラテス


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形 満足した、甘んじた。
100%満足ではないが、まあまあ満足という意味がある。

今持っているものに満足できない人は、将来持つものにも満足できない。

ソクラテスは、言わずと知れた古代ギリシアの哲学者。アテナイ生まれで、弟子プラトンの対話編などで有名。

対話法による真理の探究をめざし、神話段階から自然哲学、ソフィストの弁論術を経て、人間の徳や魂のあり方に迫る「哲学」(フィロソフィー)を確立した。

ソクラテスは、紀元前399年に、神々を信じず(不敬神)、若者を堕落させたという罪で訴えられ、通称「ソクラテス裁判」が開かれた。裁判の結果、彼は死刑となる。

いまから2400年も前の人物であるソクラテスは、人間の物欲の問題を指摘する、こんな言葉を残していた。

完全な満足など、この世の中に存在しない。

まずは今に満足すれば、あれが欲しい、これが欲しいという欲求から解放され、気が楽になる。幸せになれる。

平安時代の僧侶、一遍も「捨てる」ことを説いている。

みんな昔から分かっているが、欲を捨てられない。それ人間の性(さが)なのかもしれない。


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