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8.「with コロナの時代に生きる意味」

1. 便利になった世の中に人は何を求めるのか?
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不便だからこそ便利が際立つ
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 20世紀、医療は急速に発展してきました。特に感染症に関しての功績は大きく、多くの感染症を克服してきたのが20世紀です。しかし、21世紀に新たに現れた新型コロナウイスルに世界は苦しめられていますが、近いうちに医学はその感染症も克服するはずです。人は不便があれば、その不便を克服しようと努力する生き物なのです。その意味で、この困難な社会もいずれは解決するのです。
 しかし、不便がなくなったら人はどうなるのでしょう?不便がなくなると解決すべき問題がなくなり、新たな不便を見つけようとします。しかし、新たに見つけた不便は、本当に不便なわけではないので、今までのような本当の不便を解決したときのような達成感も、充実感も得られない。その意味で、人が成長するには不便が必要であり、その不便を克服するために人は努力するのですが、不便がなくなった時にどう対処するのかが一番難しい問題なのかもしれません。(合計約1万4千文字)

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