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令和時代の妖怪日和

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妖怪をテーマに詩を書きます。
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記事一覧

重い腰を上げたところで 土砂降り

野原小麦
1か月前
73

みたいだね

宇宙人みたいだねって いじわるな言葉なの? ユーレイみたいって それも悪口? 天使みたいと…

野原小麦
1か月前
77

人の提灯で明かりを取る

ひとんちの桜で花見をする

野原小麦
1か月前
57

電源

君の心の電源が入っていないので 僕の気持ちと繋がらないらしい

野原小麦
1か月前
66

笑う

もはや笑うことしかできなくなってしまっていることに君はすでに気づいているのだろうか

野原小麦
1か月前
59

希望通りにはゆかず

ろくな再会をしていない

野原小麦
1か月前
56

春が来て 恋人になる

記憶

その日 雨は まっすぐに 落ちていました

野原小麦
1か月前
67

私の視線を弾き返す 遠い背中

野原小麦
1か月前
58

付き添い

もう ずいぶん 長いこと 私は ずっと あなたの片思いの 付き添い

野原小麦
1か月前
66

執着

それは暴力

野原小麦
1か月前
53

こまったなあ

おかねがないや

野原小麦
1か月前
54

待って

だいすきだよ

野原小麦
1か月前
55

楽しいの

それのどこがおもしろいの そんな他人のことばで 楽しみの腰を折らせたりはしない それが 生きるってことだから