子どもを怒ってしまう時、本当は夫にイラついているのかもしれない。
「読まない!もう嫌だ!」
そういって絵本をクッションに投げつけた。
投げたのは子供じゃない、40歳手前の私だ。
毎日、「物は投げたら危ないよ、だめだよ」
そう言い聞かせている私が、子供の大事な本を投げる。
「ぼくのだいじな絵本、投げないで!
ねぇ、ぼくの絵本、投げないでよぉ!
弟くんに当たったら危ないでしょ!」
泣きながら訴える長男の言葉に
〝あぁ、またやってしまった〟と我に返る。
昨日の洗濯物を畳んでいた。
畳んだ山にトミカがどんどん侵入してくる。
「工事中で〜す