ロワヴェール・曜子

中学女子と小学男子の二児の母。20年の会社員生活を経て、今はフリーランスITコンサルタ…

ロワヴェール・曜子

中学女子と小学男子の二児の母。20年の会社員生活を経て、今はフリーランスITコンサルタント。

最近の記事

最高の一日と、最悪な一日

先週末のこと。 息子が、 「あー、今日は最高の一日だ!」と言っていた。 息子にとって"最高の一日"だったその日は、 ・家族で公園でバドミントンをして楽しかった ・かつ丼を食べて美味しかった ・月1のマンガ雑誌「コロコロ」を買ってもらった というような内容で構成されている。 そして週が明けて水曜日。 学校から帰ってきた息子は、 「あー、今日は最悪な一日だ!」と言って 怒っている。 息子曰く、 ・学校で友達がぶつかってきたのに謝らなかった ・腕が痛いのに、体育で鉄棒をやらな

    • 男子クラス

      新学期が始まってから、 息子は、毎日楽しそうに学校に通っている。 去年までは、どちらかといえば、 休日明けは、「学校嫌だなー」と言い、 雨が降ると、「学校めんどくさい」と言っていた息子が、 5年生になってから、なんだか楽しいらしい。 「学校、楽しくなって良かったねぇ。 T君と同じクラスだから?先生が優しいから?」と聞くと、 「うーん、わかんない。でも、とにかく楽しいってこと!」と息子は言う。 先日のこと。 「〇〇ちゃん(自分のこと)、クラスでお笑い係になったんだよねー」と

      • 先生との相性

        息子も学年が上がり、クラス替えがあった。 担任の先生も新しくなった。 どんな先生が担任になるかは、 親にとっては大きな関心事。 できることなら、 我が子に合う先生と巡り合えたら、と思う。 自分が小学生だった頃を振り返ると、 一番好きだった先生は、 小4の担任で、新任の若い女の先生だった。 クラスの団結やチームワークを大事にする先生で、 運動会やドッジボール大会は クラス一丸となって燃えるような クラス運営をしていた。 大人になってから、 そういうクラスを、面倒くさいと思っ

        • 道がピンク

          強い雨の朝。 登校途中の息子が電話してきた。 「雨で桜が散ったよ」 残念だねぇ、と言おうとしたら、 「道がピンク!」 と、ウキウキした声が返ってきた。 遠くを見てしまいがちな大人に比べて、 子供の目線は、 とても身近な、目の前の、今の瞬間に向いている。 自分の子供の頃を思い出す。 椅子やテーブルで秘密基地を作ることにワクワクした。 ふるいを使ってサラサラの砂を作ることに熱中した。 バスタブの縁に水玉を丸く大きく置くことに苦心した。 ブランコから遠くに飛び降りる

          満開の桜と、子供たちの背中

          目黒川の桜を、子供たちと一緒に見に行った。 中目黒駅の改札の時点でものすごい人混みで、 はぐれないようにと、 小5の息子の手を取った。 あれ? 息子に一瞬のためらいを感じた。 しばらくは手をつないでいてくれたけど、 そのうち、どちらからともなく離れた。 ほんのついこの前まで、 ママ、ママとくっついていたような気がするのに。 当たり前のようにぎゅっと手を握っていたのに。 上の娘が生まれた日は、桜が満開だった。 小さな娘を抱いて産院を出たら、 桜吹雪。 あの日、私の子育てが始

          満開の桜と、子供たちの背中

          子は親の鏡

          この春から中3の娘。 春休み中に、ふたりでお茶していたときのこと。 部活のダンスの動画を見ながらため息をつく。 「〇〇ちゃんと並ぶと、私のダンス、地味に見えるよね…」 人と比べて自分を嘆くようになったのは、いつからだろう。 以前はそんなことはなかった。 他の人のことなんて気にせず、 自分のことしか見ていなかった。 見て見て!私上手いでしょ!と 自信満々だったのに。 中2になるぐらいからか、 娘は、髪の毛の話ばかり。 毎朝のヘアセットにどれほど時間を使っているだろう。 ア

          たかが魚

          飼っていたメダカが死んだ。 想像以上にショックを受けている自分に驚いた。 子供の頃にもメダカを飼っていたけれど、 こんなにショックじゃなかった。 今回、飼い始めた当初から夫に、 「きっと、すぐに死んじゃうよ」と脅されていた。 今思えば、 死んでしまったときの私のショックを和らげるために、 「あまりハマるなよ」という警告だったのかもしれない。 私だって、別にもともとメダカが好きだったわけじゃない。 子供が理科でメダカを勉強していたので、 実験気分でネットで買ってみた。 そ

          後ろめたさと、心の成長

          小4息子、最近よく姉(中2)の部屋の本棚で、何やらコソコソしている。 私が覗くと、ハッと顔を赤くして、何かを隠す。 やんわり聞いてみたら、 東リベ(東京リベンジャーズ)のマンガを読んでいた。 (普段は、カービィやクレヨンしんちゃんやドラえもんを愛読している我が息子) 「ほんとはこんなの読みたくないのに! こわくて読みたくないのに、なんかつい読んじゃう! こんなのに影響されたら、〇〇ちゃん(←自分)まで暴力になっちゃう!」 と、聞いてもいないのにまくしたてる。 東リベは、

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          小4息子、顔から火が出る

          桜のつぼみがほころび始めた週末、 小4息子のサッカークラブでの練習のときのこと。 息子はまさに、「顔から火が出る」ような経験をした。 頬が紅潮し、高鳴る鼓動の音さえ聞こえそうな我が子の姿に、 私は思わず息をのんだ。 その日は、6年生の先輩たちが引退する最後の練習日。 練習終わりで、 メンバーひとりずつ、6年生にメッセージを言いましょう、という展開になった。 みんな、ひとことふたこと、簡単な言葉を言っていって、 息子の番。 頭が真っ白になっているのが、傍から見ていても分かる。

          小4息子、顔から火が出る