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<書籍実践>マインドセット「やればできる!」の研究

自分を変えたいのに、変えられない
それはビリーフ=根深い思考習慣が影響しているから
ならば、マインドセットを書き換えたい


この本から得たいもの

マインドセットも、人生も、選べる

心の学びをしている中で気づいた、自分のネガティブな信念という存在。
心理学では、(マイナスの)ビリーフやスキーマ呼ばれるものです。

ビリーフには、人生に悪循環を起こすマイナスのビリーフと、好循環を呼ぶプラスのビリーフがあります。
マイナスのビリーフの代表例は、
・私は愛されない
・完璧でなければ価値がない
プラスのビリーフは、
・私には力がある
・努力すれば道が開ける
など。どちらの思考習慣を根底に持っているかで、人生は大きく変わります。

ビリーフに気づき、書き換えることで人生が大きく好転することに気づいた私は、「ビリーフを理解して書き換えられるようになりたい」と思って、マインドセット 「やればできる!」の研究 を実践することにしました。

マインドセット「やればできる!」の研究 とは

人間のマインドセットには、人の能力は固定で、能力は変化しないと考えるコチコチ(硬直)マインドセットと、人間は成長しつづけられると考えるしなやかマインドセットの2種類がある。
マインドセット次第で、能力、人間関係、仕事、スポーツ、教育などありとあらゆる分野に影響を及ぼす。
要するに、しなやかマインドセットだとより高い成果を達成できますよ=やればできる、という本です。

実践の方法

  1. まずはざっと一読。
    Kindleの読み上げ機能で、スキマ時間に全体を頭に入れます。
    https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph96b214f0/ios

  2. 要点をまとめ直して理解する
    ざっと読んで「しなやかマインドセットになろう!」みたいな気持ちになるものの、日常生活への落とし込みが難しいと感じたので、マインドマップでノートに要点をまとめなおしました。

  3. ひとつずつ実践する。
    各章の最後にある、「マインドセットをしなやかにするには?」の問いに答えます。8章のうち、特に実践したい4つを選びました。

  4. 自分軸手帳のマンスリーページにまとめる。

いつも書籍実践をするときは、X(Twitter)に実況中継しながら進めるのですが、今回は要点のまとめなおしにパワーを取られてしまい、実況できずでした。

マインドマップで要点をまとめなおし

内容と気づき

マインドセットとは

第1週:マインドセットとは

人のマインドセットは、しなやかかコチコチ(硬直)か。どちらかを選ぶことができる。
新しいことを学ぶときは、「脳に新たな回路が作られている~!」と感じて、つらいことがあったら「この経験から学べることは?」と捉える。

自己判定では、私は割としなやかマインドセットかな〜と思っています。が、分野による!という気づきも。苦手分野のファッションやメイクでは、コチコチのマインドセットでした。

能力と実績のウソホント

第2週:能力と実績のウソホント

能力と実績も、マインドセットがしなやかであれば伸びる。
ほめ方にはコツがあり、能力ではなく、努力(プロセス)を褒めること。能力を褒めるとコチコチマインドセットになってしまい、結果として知能が下がる。
憧れの人も、最初からできたわけではなく、陰で努力している。そこに思いを馳せることで、「自分もやれば、できる」というマインドを育てる。

私の夫は、息子達から絶大な信頼を得ています。
「パパといると楽しい」がすっかりインストールされた息子達。家庭内の私の地位は低く、夫不在の日は「今日はママしかいないのか…」という残念な空気。

まあ、男子家庭だしな。
夫は大きな少年だしな。
私、戦いごっことかできないしな。

と硬直マインドで考えていたわけですが、「息子達の心をガッチリつかんでいる夫が、実はやっている努力」を考えてみると、

息子のスキーデビューの時。スノボー派の夫は実はスキーができなかったけど、初日に必死で練習して息子に付き添えるレベルになり、息子の「ちょっとできるようになった、楽しい」をサポート。
息子との遊びに没頭する姿。大きな少年だから自然に楽しいのかと思っていたけど、子どもとの信頼関係を築くために実は意外と努力しているらしい。
夫の作ったごはんは息子に好評。これなんで・・?と思っていたら、幼児が食べやすいように素材を小さ目に切る、保育園のレシピを真似る、など子どもが喜ぶように色々考えて料理していた。

こうして考えてみたり、本人に聞いてみることで「自分もやれば、できるかも」という勇気がわいてきました。同時に、言い訳が封じられたような苦しさもありましたけどね………。

リーダーシップ(ビジネス)

第3週:リーダーシップ

企業や組織の成長も、リーダーのしなやかマインドから。
優れたしなやかマインドの経営者は、成長を信じる心、情熱、感謝を持ち、傾聴、信頼、育成の精神でチームワークに報いる。IBMを再建したルイス・ガースナー氏や、GEを世界最強にしたジャック・ウェルチ氏の例が紹介されていました。

そんな本を実践している9月、自分軸手帳チームでの会話で「これ、まさにしなやかマインドセット~!」という場面があり、嬉しくなりました。

こうやって日々実践していくのがいいんですね

教育

第4週:教育

教師と親の重要な責務は、しなやかマインドセットで子ども(生徒)を育てること。
ここでも、能力ではなく努力を褒めること、建設的な批判をすること、高い期待をかけつつも温かい雰囲気で導くことが紹介されています。
親として、当然子どもにはしなやかマインドセットを持ってほしいわけです。が、これまで私は、「運動神経がいいね、頭がいいね」と子どもの努力ではなく能力を褒めるような言い方をしていたと気づきました。
また、失敗した時に建設的批判を「伝わる」言葉でフィードバックしているかは…まったくできていません。「受け止める」が主なスタンスでした。ただ、これ単純に手法を真似するのはリスキーなので、様子を見つつ、プロセスを褒めることを意識して建設的なメッセージを送りたいと思います。

実践の効果

ビリーフを理解して書き換えられるようになりたい。
それが本書を実践する目的でしたが、最後にこんな文章が。
(ここでは、ビリーフと認知療法のスキーマをほぼ同じものとして書いています)

「事実に即した穏当な判断ができるように援助するのが認知療法である。しかし、硬直マインドセットと品定めの世界に陥っているかぎり、その人を認知療法で救いだすことはできない。なぜかと言うと、その人の根底にある大前提──人間の資質は変えようがない──が変わらないからである。言いかえると、人を品定めの世界から連れだして、成長をめざす世界へと導いてゆく力は、認知療法そのものには存在しないのである。」

思ってたんと違ったー!!!
この本、タイトル通り「やれば、できる」の研究だったー!!!

となりましたが、しなやかマインドっていいね!色んな場面で取り入れたいし、子どもにも伝えていきたいな。と思ったので、じっくりと取り組めてよかったです。


まとめ



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