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<書籍実践>神時間力×自分軸手帳

今死んでも後悔しない時間の使い方をマスターしたい。
神時間力を自分軸手帳で1ヶ月かけて実践しました

結論:「で、今何を目指してる?」を決めて動く


「時間の使い方」について考えているときに出会った
星渉さんの新刊「神時間力」。
実践したら効果抜群だったので、振り返りをまとめます。

私は2019年から、会社員と自分軸手帳のダブルワークを続けてきました。
そして、自分軸手帳を本業にしたくて今年4月に会社員を卒業しました。
そこから、平日昼間の時間の使い方を決められるようになったので、時間の使い方を考え続けてきました。

5月は理想の1日、1週間の過ごし方を試し
6月は仕事と家庭と自分を満たすバランスを探り
7月は、抽象度を上げて「結局、私は何をゴールにしているのか?」を言語化する、という流れで、細かい時間の使い方から段々抽象度を上げて考えていきました。

そして8月。
今死んでも後悔しない時間の使い方をマスターしたいなぁと思ったので、星渉さんの神時間力を実践しました。本の21章を1か月かけて、生活に落とし込んだ記録です。

神時間力とは

時間の使い方をマスターするための本。
時間の使い方に悩む主人公「はるか」と、時間の使い方を教える「黒野」の対話形式の本で、物語と共に時間を使いこなすコツが21個紹介されています。

すごーーく乱暴に要約すると、

何を目指してるのか決めて、時間を溶かさずに、がっつりフォーカスせよ

という本です。

この3つの内容を、21章の物語を通じて伝えてくれる本かなと解釈しています。
・で、今なにを目指してる?
・フォーカスせよ
・時間を溶かすものを取り除け

物語仕立てだからサラッと読めて、「ふーんいいこと知った」で終わってしまいそう。でも、この本はじっくり実践して身につけたいなと思ったので、自分軸手帳と1ヶ月かけて取り組みました。

実践の方法

  1. まずはざっと一読。
    私はKindleの読み上げ機能を使っています。
    https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph96b214f0/ios

  2. 次に、ひとつずつ実践。
    ワークシートを手元に、「自分だったら、どう活かす?」と、一章ずつ実践に落とし込んでいきます。
    さらっと一読では見落としていた大事なポイントや、理解したつもりだけど分かっていなかった箇所が大量に見つかります。ここが一番大切なステップ。(ワークシートの入手法は、本を最後まで読むとわかります)
    21個なので、週に5個、だいたい平日に1日1個のペースです。

  3. 取り組みの途中経過は、Xで実況中継します。
    これは、継続のための重要ポイント。
    1人で実践していると、ついついサボって挫折しちゃうので、Xのみなさんをバーチャル応援者として強制力にさせていただきます。アウトプットの過程で考えが整理されるのもお得ポイント。

  4. 並行して、自分軸手帳のマンスリーにまとめます。
    私は毎月1冊、血肉にしたいと思った本をマンスリーページで実践しています。見開きで実践の内容が残る、毎月蓄積されていく、過去の手帳を見ると学びと思い出が鮮やかに蘇るので、学習欲と収集癖のある私にとって、たまらない資産になります。あ、もちろん、実践とまとめ本の内容はものすごく体得できるし忘れません。


本の内容と気づき

この本の主要テーマであるこの3つについて、特に良かった!章を振り返ります。②などの番号は、本の章です。

・で、今なにを目指してる?
・フォーカスせよ
・時間を溶かすものを取り除け

で、今なにを目指してる?

② 人生から得たい結果を決めろ。そうすれば、時間の使い方が明確になる。
④ ゴールなき人生の時間経過は、前進ではなく漂流である。

人生はマラソンのようなもの。
ゴールを決めずに走ると不安になります。

ゴール=今目指しているもの、を決めないと
時間は、目の前の「やらねば」とか特に楽しくもない娯楽に消えちゃう
んですよね。目的地がないと「私で、今何を目指してる?このままでいいのかな?」となるし。「これをしてると満たされる」ものに時間を使いたい!

今の私が人生から得たい結果は、こちら。
・家族
夫と最高のパートナーでいたい。限りない愛情で家族みんなの無限の可能性を引き出したい。
・仕事
働く喜び Spark Joyと経済的自由をどちらも叶えたい。
・つながり
一緒に働く仲間、お客様、自分の住む地域、親や友人とのつながりを大切にしたい。「つながりこそ幸福」と感じたい。

人生から得たい結果を言葉にすると、なんだかとても勇気が湧いて、幸福感が高まります。しかも、手書きで書くとものすごく実感します。頭の中にぼんやり考えている時の、50倍くらいクリアになる感覚です。(あくまで個人的な感覚ですが)

そして、すごく大切なのが「ゴールは常に変わる」ということ。
ひとつのゴールを達成したら、また「ゴールのない状態」になってしまう。星渉さんの別の著書にも「目標は常に描き直せ」とあって目から鱗だったけど、これ、すっごく大事!ゴールを決める時間を常に持ち、ゴールを更新し続けていくのがポイントなのですよね。
ゴールというと立派なものを思い浮かべがちですが、大小は関係なく、自分が得たいと思った結果を得るのが重要だそうです。

⑳ 自分の価値観と会社の価値観が一致するところを探せ

仕事って、人生でたくさんの時間を使うものだから。
自分と会社の価値観が重ならないと高生産性の人ほど疲弊していく。

人生の公式
得られる結果(ゴール)=投資した時間×行動レベル

これを応用して
会社が大切にしていること=(自分が)得たい結果
=投資時間×行動レベル
と考えると…ここがリンクすると、仕事をすると得たい結果に近づく。当然、楽しいので仕事のパフォーマンスも上がる。なので、ポジティブな連鎖反応が起きて人生が加速していくわけです。

私は自分のライフワークを仕事にしたので、自分のミッションと会社のビジョンが重なっているけれど、一緒に働いてくれる皆さんにどんな喜びを提供できるだろう?
会社のビジョンとみんなの価値観を重ねることができれば、まさにJOY=喜びの分かち合いになる。みんなの価値観を知りたい、喜びも言葉にしていきたい!これ、めちゃくちゃやりたいこと!と雷に打たれたような衝撃でした。

星渉さんの本は、こうして頭を殴られるような宝物に行き当たるところが好きです。

フォーカスせよ

③ 時間は先に確保しろ。毎日の24時間はあなたの人生の残り時間だ。

本当はしたいのに、つい後回しにしちゃうアレ
7つの習慣でも言われていた、「第二領域」=重要だが緊急ではないこと。
「いつやるか」を先に決めて来週、来月の時間貯金をするのが大事です。

自分軸手帳を開いて戦略的に予約して
実行すると、最高に気持ちいい!!と感動しました。

来週の時間貯金をしよう~~と思って手帳を開いて、「で、何をする?」に迷ってしまって気づいたのは、その時間貯金で何をしたいか?を考えるのが大事!ということ。

これは結局、
「で、今何を目指してる?」が明確で
そのためにどんな行動が必要か?が自分で分かっているか、がないと貯金を何に使うか決められないということなんですよね。ちょっと愕然としました。

私が時間貯金したいのは、こちら。
もっと増やせたらいいなと思っています。
・自分軸手帳で毎月の目標と振り返り
・事業計画のメンテナンス
・年間計画のメンテナンス

時間を溶かすな

① わたしたちは、毎日24時間を何かに投資をしている。
⑧ 時間は、資産である。運用の仕方で得られる結果が変わる

ドキリー!
お金なら、要らないものには使わない。
お金なら、運用益が得られるところに投資する。
じゃあ、時間は…?

行き当たりばったりに週何回もスーパーに行って食事を作ったり、
苦手なタスクも「やればできるから」と時間をかけていたり。

その時間、大事なことに使った方がよくない…?

毎日献立に迷って買い物に行く時間、30分。
月12時間、年だと144時間。その時間、ランニングしたり息子の隣に座ったり、夫とお喋りしたり、じっくり手帳を書いたり勉強したり、人とコミュニケーション取るほうが絶対いい。

ぼーっとSNSを眺める時間、15分。
月8時間、年だと96時間。その時間があれば、やりたいけどできてない、ブログ書いたりできるんじゃない?

同じものを探したり書いたりしている時間、15分。
ストックしておけば無駄な時間を減らせるし、浮いた時間でChatGPTにメルマガ書いてもらうとか、時間を生む方法を研究できるようになる。

あ、同じ行動でも自分がどうラベル付けするか、もすごく重要です。
毎日献立を考えて買い物が喜びなら
SNSがリラックスタイムなら
それは得たい結果を得ているので続けるほうがいいです。
生産性や無駄という観点ではなく「得たい結果に繋がっているか?」で考える、というのが本書のポイントです。

こういうのを考えていると、
時間管理って庭の手入れに似てるな~~と思います。

気合い入れてキレイにしたのに、気づけば雑草が生えて庭木の枝ぶりも、思ったのと違う方向に。
だから定期的にこうしてメンテナンスしていくの、必要なんですね。

実践の効果

私が神時間力を実践しようと思ったのは、「今死んでも後悔しない時間の使い方をマスターしたい」と思ったから。
さて、1ヶ月実践した結果、どうなったでしょうか?

神時間力を実践していた同じ月、私は自分軸手帳で「書く瞑想」も書いていました。そして、度々書いていたのが「自分の満足のスイッチが分かって実行できること」。つまり、自分が人生で何を得たいか明確にして、一日や1週間の計画を立てて、集中できるとめちゃくちゃ充足度が高い!ということでした。

あれ、これって「今死んでも後悔しない時間の使い方」じゃない…?

で、今何を目指してる?
自分軸手帳に書いた
ミッションステートメント(1〜3年の中期)
毎月の目標と振り返り(1ヶ月〜3ヶ月の短期)

で、目指したい価値観と目標がリンクして、「ここに向かいたい!」。
逆に、それ以外を目指さなくてよい、が明確になりました。

あと、「今、何を目指してる?」は手に入れたら、次々に書き換えるのがポイントです。
目指すものは人生の節々で変わるのが当たり前。「生涯を通じて貫く目標を!」と重く考え出すと、逆に「今」動けなくなります。

私は手帳に毎年「少し先の未来の道しるべ」としてミッションステートメントを書いています。書いたミッションステートメントが「現実になった」と感じられたら、それはミッションステートメントの書き換え時期が来たサインだと受け取って、また少し先の、ストレッチした未来を描くようにしています。

フォーカスせよ
気が散りやすいんですよね、私…。

あれもこれもしたくなりがちで、いつもキョロキョロしています。で、「今何すればいいんだっけ?」を考えているうちに頭がグッタリして、特に何も進んでない、という悪循環をやりがちです。

でも、
今、目指してるのはこれ
だから今月はこれをしたい
今日はこんな時間割で動く

を決めて、見えるところに書いておくと、「今何をしようかな」とフラフラせずに集中できます。

自分軸手帳の24時間の棚卸しワークをコピーして付箋を作り、毎日の計画と実績を書き出します。

さらに、2-3時間ブロックで確保できる時には、Wi-Fiが使えるファミレスの個人ブースで集中して仕事をします。家だとつい家事をしたくなったり、気を散らすものが視界に入ってくるので。。

これを始めてから、びっくりするほど仕事が進むんですよね。つまり、今まではどれほど集中してなかったんだろ、という…。

時間を溶かすな

トップバッターはスマホ!
ひたすらスマホです。
目に見えないところに置いておくのが大事。

スマートウォッチで、電話の着信とLINEとカレンダーのリマインダーだけ通知オンにしているので、スマホが側になくて困ることはないのです。

ということで、スマホは見えない場所に鎮座です。
最初は少し落ちつかないのですが、脱スマホすると集中力が切れないことに驚きます。

今何を目指しているか決めないと、時間は「やらなきゃいけないこと」や娯楽に流れていってしまう
私は、つい色々なことが気になって手を出してしまう。そして、無駄にこだわり始めてしまうところがあります。

無計画にスーパーに食材の買い出しに行くと、もう最悪のパターンです。目に入るものが気になるから色々買ってしまう。使いきれなくて処理に追われる。気持ちも時間をすごく無駄に費やしてしまいます。
私にとって食事は大切ですが、得たい結果は「心身の健康を支える健康的な食事」です。

まとめ

今死んでも後悔しない時間の使い方をマスターしたいと思って、神時間力を1ヵ月実践しました。

何を目指してるのか決めて、時間を溶かさずに、がっつりフォーカスせよというメインメッセージから、私が特に感激したのはこちら。


  • 人生で得たい結果を決めろ
    手帳にミッションや目標を書いて明確に。手書きで!

  • 時間は先に確保しろ
    手帳で時間貯金。確保したい時間は何かは明確?

  • 仕事と人生の価値観をシンクロさせろ
    働くメンバーの価値観を知り、喜びの源泉を共有する

実践は1ヵ月で終了しましたが、エッセンスが抜け落ちないように、継続の工夫も。
自分軸手帳のウィークリーページの習慣化リストに「今、何を目指してる?」と言う項目を入れ、時間貯金とその日の計画を立てる時間を持つようにしています。

X(旧Twitter)では、21章すべての実践を中継していました。
こちらに載せなかった分もご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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