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藤城清治さんの影絵による絵本 「銀河鉄道の夜」★訂正があります

藤城清治さんの影絵を初めて見たのは、子どものときにNHKの「みんなのうた」の「小さい秋みつけた」だったと思います。ほかの作品と混同しているかもしれませんけれど、記憶では、歌に合わせて小人たちが木の枝の上で笛を吹いたり遊んだりしているような動画でした。

歌も影絵も大好きでした。「みんなのうた」では、ほかの歌曲にも藤城清治さんの影絵が使われていました。

みなさんも、どこかしらで藤城清治さんの影絵を見たことがあるのではないかと思います。


藤城清治さんの影絵の本がほしくてamazonでさがしたら、絵本がいくつかあり、アンデルセン童話やグリム童話などにも惹かれましたが、宇宙好きの私にはこの作品が一番欲しかったものでした。

【訂正】こちらの絵本の文章は宮沢賢治のものではなく、宮沢賢治の原作から藤城清治さんが書いたものです。私がうっかり宮沢賢治の原文だと思い込んで記事を書いていました。ちゃんと表紙に「影絵と文 藤城清治」と書いてありました。購入する時に気づかないで、読んで感動してすぐに記事を書いてしまった為の勘違いでした。ですから、ここから先の記事の内容を一部訂正させていただきました。藤城さんの書かれた美しい文章に感動したこと自体には訂正はありませんので、この絵本をおすすめすることにも変わりはありません。最初の記事を読まれた方には誤解を生んでしまって申し訳ありません。お詫びいたします。(訂正のお知らせここまでです。)


宮沢賢治のファンタジックながらも、物悲しく切ないストーリーと、幻想的な藤城清治さんの影絵が私たちのイマジネーションを大きく広げてくれます。

以下、本文より私が好きな文章の抜粋です。巧みさというより、純真な子どもの瞳に映る画像をそのまま文章にしたような、独特の比喩の美しさが特徴です。

川原の小石はみんなすきとおって、たしかに水晶やオパールのようでした。流れに手を浸すと、手首にぶつかった波は、うつくしい青い光になってもえるようでした。
汽車はだんだん川からはなれて、がけの上を走るようになりました。とうもろこしの木がすこしずつふえていき、(中略)そのりっぱなちぢれた葉の先には金剛石の露がいっぱいについて、赤や緑やきらきらもえて光っているのでした。その野原の遠くから、かすかなメロディーが糸のように流れてきました。「新世界交響楽だわ。」


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大判の絵本なので、画集としても見応えがあります。寒い時のおうち時間に、暖かい部屋でゆっくりと美しい絵本のページを繰るのも心豊かで楽しいひとときになると思います。


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ここからは初めての方へのお知らせです。

YOKOが約10年ほどの間に趣味として書き溜めた曲の中から6曲を選び、セルフプロデュースしてオリジナル曲のアルバムを作りました。演奏はご縁のあるジャズグループdoe4に依頼しました。日頃ジャズやフュージョンを聞かない方にも親しんでいただけるインストのアルバムになっています。

•YOKO × doe4 / Prayers(プレアーズ)

⚫︎自作したアルバムトレーラーはこちらです。全6曲のハイライトです。

⚫︎ダウンロード、ストリーミングはこちらから。アーティスト名はdoe4&YOKO369になっています。
【配信ストア】Apple Music, Spotify, LINE MUSIC, amazon, amazon music unlimited, iTunes store,Rec music(レコチョク)にリンクしています。検索の必要はありません。サブスク登録している方はそこで全曲ストリーミングで聞くことができます。↓ここを開いてストア名をタップするとこのアルバムのページが開かれます。


⚫︎CD 派の方はこちらからCDをお求めいただけます。

【creema】YOKOののオンラインショップ

https://www.creema.jp/item/9434785/detail

【ディスクユニオン】オンラインショップ

https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008156827

【島村楽器 イオンモール幕張新都心店】(お店の方にシマレコのコーナーとお尋ねください)

【BOOKばざーる】オンラインショップ

http://bookbazar.biz/cd_ins/yoko/

◆演奏しているdoe4のメンバーのプロフィールです。

◆ライナーノーツbyヨコザワカイト(MOZAIC MAGAZINE編集長)

◆アルバム作成に纏わる裏話をマガジンにまとめてあります。

◆YouTubeにアップしてあるオリジナル曲再生リストです。




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