２月のジャズのセッションでの嬉しかった出来事を書いておこうかと思います。

妹がセッションの見学に来てくれました。

妹はジャズは全く聞かない人で、寧ろ「難しい」「分からない」と敬遠しています。

それでも私の演奏を聞きに来ると言うので、個人的にサプライズ企画をしました。

それは、ジャズではなくて、妹が好きなJポップの曲を演奏すること。

確かこの曲好きだったはず…とあたりをつけて、前もってホストメンバーのミュージシャンの皆さんに楽譜を送って、サプライズ企画であることを伝えて、バックの演奏をお願いしておきました。

当日は曲名を告げずに演奏を始めて、バックのピアノ、ベース、ドラムが素敵な演奏で盛り上げてくれました。

原曲はバラードの素敵な曲なのですが、家で一人で練習していた時には私の演奏が地味過ぎて（笑）、これはサプライズって雰囲気じゃないかも…と思いましたけれど、バックの演奏のおかげで練習の時のイメージとは全然違いました。

緊張しながらも、ちょっとミスしながらも、気持ち良く演奏できました。

演奏が終わると、妹が席から立ち上がり、両腕を開いて私に歩み寄ってきました。

そして、涙を浮かべながら私をハグをして言いました。

「これ、一番好きな曲なの。ありがとう。😭びっくりしたよ。」

聞き覚えのあるイントロに驚くも、一瞬何の曲かわからなかったそうで、自分の好きな曲だと分かって涙が出てきたと。

演奏が終わってホッとして、サプライズに成功して良かったと思うと同時に、知らない人ばかりの中でこんな行動をした妹にもびっくり。

人生初の妹とのハグでした。🤭

みなさん、親や兄弟姉妹とハグしたことありますか❓

妹も日帰りできる距離に住んでいるけれど、せっかくだからとその夜はビジネスホテルでお泊まり会でした。

余程嬉しかったのか、後日「あの日は本当に幸せだった。」とメッセージももらいました。

姉妹とは言え、60何年も生きていると家族間には色々なことがあって、距離を置いていた時期もありました。

今では頻繁に連絡をとったり、会ったりするようになりました。

人生初の経験を音楽を通してできたこと、協力してくださったミュージシャンの皆さん、その場に居合わせてくださったセッションの参加者の皆さんに感謝です。

こんな時にも、世界は必要なものやステージを全て与えてくれているのだと思うのです。

そして、「人生って映画みたいだ」とも。