見出し画像

ヴィンテージを集める

私が大事な時につけるイヤリングは、ヴィンテージがメインだ。メルカリで売ると値がつかない「中古品」だけど、好きな人が見たら高値を出したくなるデザイン。(でも売らない!)

お皿は50年前のノリタケだ。祖母が母と叔母に買い揃えてくれた一式で、今見ると新鮮。

最近、これ見よがしにブランドだとわかるものも、買わなくなった。なんとなく気恥ずかしい。

近年作られる新品は、お値段の割にしんどいクオリティのこともある。円の価値が下がり、我々日本の給与所得者は貧しくなったとも感じる。

そのため、海外でヴィンテージを買い付けてくれるセレクトショップでささやかにお洋服やアクセサリーを買う。
頻繁に新品は買わないけれど、買う時は手持ちのヴィンテージ服やアクセサリーに合うよう気をつけている。

人って変わるんだなぁとしみじみ感じている。

実家には、母が若い頃奮発して10万円以上の値段で買い、着られなくなっても思い出が詰まっていて処分したくないキャメル色のコートがあった。

1970年代のオンワード製で、ものすごく良い生地と仕立てだ。

うちの母は、カラー診断でいうところの、ブルベ冬である。キャメル色は結構難しく、きっと考え抜いてコーディネートをしていたんだろうと思う。

幸い娘はイエベ春なので、キャメル色は王道カラーに当たる。汚れをきちんとクリーニングして、丁寧に着てあげようと思った。

今日、そのコートを受け継いで、連れて帰っている。
明日、クリーニング屋さんにちゃんと相談し、良い仕事をしてくれる職人さん達に託そうと思う。

他愛もない話だけど、なんとなく残しておきたかったので、つらつらと綴りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?