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2022年「ガンジツスゴクオモイシンブン」(元日凄く重い新聞)蒐集行 第10章 ~今年の「ガンジツスゴクオモイシンブン」蒐集行⑥完結!無事帰還~

毎年元日付の分厚くて重い新聞を集めています。

大阪を出発

元日付の分厚くて重い新聞、即ち「ガンジツスゴクオモイシンブン」などが詰まった重量約19kgのボストンバッグをコンビニから宅配便で発送し、阪急東通のファミリーマートで「大阪日日新聞」の元日付けを入手し、大阪での用件はほぼ終わりました。
生憎1月2日に地元の富山でどうしても外せない用事があり、その日の内に富山に戻る必要がありました。

大阪駅改札を通る直前に撮った大阪環状線ホーム。

大阪駅から富山まで「青春18きっぷ」を使って普通電車を乗り継いだ場合のタイムリミットは意外に遅く、17:30発の新快速敦賀行きになります。これを乗り継ぐと金沢23:00発のIRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道普通富山行きの終電に繋がります。
しかし、早めに戻る事にしました。

大阪駅ホームに下りる。

取り敢えずやってきた新快速に乗り、大阪とお別れです。しかし乗ったのは北陸に戻る敦賀行きではなく、京都で一旦電車を下りました。

京都で昼食

京都駅の一部のホーム上には郵便ポストがある。

昼食を取っていなかったので、京都駅ホーム上の立ち食いそばを頂きます。

京都駅ホーム上の立ち食いそば。ホーム上の売店はなくなったが立ち食いそばは健在。

「立ち食いそば店」と言えどもうどんが優勢な関西らしく、注文する人は圧倒的にうどんを注文しています。
その中で敢えてカレーそばを注文しました。

カレーそば。2022年のカレー、そばの両初め。

温かいそばを啜り、15分後にやって来た新快速敦賀行きに乗ります。
これで黙って乗っていれば北陸に戻れる…とはいきません。

京都を出発。

新快速敦賀行きは12両編成ですが、その内敦賀まで行く電車は前方の4両のみなのです。
そのため、姫路でも三ノ宮でも大阪でも京都でもとにかくホームの東京寄りで陣取っていないと途中の近江今津で切り離される後ろ8両に乗ってしまいます。油断がなりません。

北陸に戻る

無事に敦賀まで行く前4両に乗り込み、運良く座れました。

京都発車直後の車内。

京都を過ぎてすぐにトンネルに入ります。次の山科を出て湖西線に入ってすぐトンネルに入り、滋賀県に入りますがこの2つのトンネルでは携帯の電波が届かず、ストレスに感じる人も多いかと思います。

住宅が立ち並ぶ大津市内。

滋賀県に入り、暫くは京都・大阪へのベッドタウンらしく住宅地の光景が流れていきます。しかし、大津市でも平成の大合併で大津市に編入した地域に入ると徐々に農地が目立ち始めます。そして日本海側から来る寒気の影響なのか、積雪が見られるようになりました。

途中停車駅のホームも必要最小限のみ除雪され、後は雪に埋もれている。

近江今津で後ろ8両を切り離し、若干の乗客が敦賀まで行く前4両に移ってきます。近江今津から先は身軽になり、相変わらずの降雪で白くなった景色の中を走ります。

米原から来た北陸本線との合流点である近江塩津駅。

米原から来る北陸本線と合流する近江塩津で乗客が若干入れ替わり、滋賀県ともお別れになります。

間もなく敦賀に到着。

敦賀で北陸帰還

敦賀で普通電車芦原温泉行きに乗り換えます。

新快速は姫路行きとして折り返す。
姫路行き発車後に普通電車芦原温泉行き入線。

丁度青春18きっぷのシーズンですので乗り継ぎも多く、すぐに座席が埋まります。
発車後すぐに交直流の電源を切り替えるデッドセクションを通り、長さ10キロ余りの北陸トンネルを通過。この区間はドコモ・ソフトバンクの携帯電話の電波は通じませんが、auだけはずっと電波を拾っています。
トンネルを抜けると更に雪の量が増え、少しずつ遅れが出始めます。但し降雪が原因ではなく、特急列車も走っている関係で京都・大阪・名古屋付近で何らかの理由で遅延が生じると北陸でも特急列車の接続待ちなどで発車が遅れる事はよくあります。

かつては特急列車が立ち往生してひと晩を越した事もある今庄駅。

武生・鯖江などで福井まで買い物や行楽に出ると思しき乗客が増え、立ち客まで出てきました。中には日本語以外の言語で話している人も結構多く見掛けました。工場などで技能実習生として働いている人でしょうか。
乗った電車は芦原温泉まで行きますが、後続の金沢行きは福井始発なので福井で電車を降ります。

福井で新聞買出し

金沢行きを待つ間に福井駅構内のセブンイレブンを覗くと、新聞の陳列が普段より拡充されていました。

恐竜が歓迎する福井駅西口。

福井県の県紙「福井新聞」「日刊県民福井」の元日付けを入手します。

普段は全種類の新聞がこのラックに収まる。

他にも「中日新聞」福井版もありますが取扱いがなく、駅前の別のコンビニまで足を延ばしましたが生憎売り切れてしまっていました。

一般紙は普段は雑誌を置いているラックに置かれている。

元日付の新聞は分厚いのでラックに収まる部数が少なく、収まり切れなかった新聞はバックヤードに置いておき、こまめに補充する所が多いのですが福井駅に限らず北陸の主要駅ではこのように特設のラックを作り、そこにまとめて陳列する事が多いようです。

普通電車金沢行き入線。

日没が近くなる中、普通電車金沢行きに乗車。福井での買い物や行楽帰りの乗客が多く、車内には立ち客も出てきました。
車窓は相変わらず真っ白です。
混んでいましたが、半分以上の乗客は福井県内で降りてしまいます。

金沢でも新聞買出し

県境を越え石川県に入った後、小松などで若干の乗客があり、金沢に到着です。ここで青春18きっぷの利用は終わり。ここから先は第3セクターIRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道ですので別にICカードを使うか乗車券を買います。
金沢駅構内のセブンイレブンでも新聞陳列は通常よりも拡充していました。

通常はこの2つのラックに全ての取扱い新聞が収まる。

ここでは石川県の県紙「北國新聞」と「北陸中日新聞」を購入します。因みにここでは両隣の「福井新聞」「北日本新聞」「富山新聞」も売っています。

更に長テーブルを出して一般紙を置く。テーブルの下にストックが見える。

地元客以外にも帰省、観光客が多く行き交う金沢から今回の旅のラストランナー、普通電車富山行きに乗ります。

普通電車富山行き入線。

入線当初は空いていましたが発車直前に大阪からの特急サンダーバード号が向かい側のホームに到着し、乗り換え客で座席がほぼ埋まりました。

高岡駅で下車、普通電車富山行きを見送る。

高岡で除雪

約40分程で高岡に到着。ここで電車を下り、駐車場に停めてあったクルマで帰宅の途に就きます。大晦日と元日の雪でどんな状態なのか…。

駐車場にポツンと停まっていた我が愛車。

すっかり雪に埋もれていました…。
駐車場自体が約20センチの雪に埋もれており、クルマまで辿り着くのに一苦労。車内に置いてあるスコップとハンドワイパーで車両周りと屋根上の雪を掻き出すのに約15分の孤独な作業を強いられました。特に後ろのマフラー周りはしっかりと除雪しておかないと排気ガスが逆流し車内に流れて最悪命にかかわります。
それからエンジンをかけて暖機運転しつつ、駐車枠の番号さえ見えない状態なのでその部分は地面が見えるまで雪かきし、料金を支払うまで更に5分、ほとんどラッセルをしながら駐車場を出るのに更に10分…。帰宅途上の道は所々凍結しており普段より速度を抑えて帰宅しました。

ここまでの旅程

大阪13:00→新快速米原行き→京都13:29
京都13:45→新快速敦賀行き→敦賀15:15
敦賀15:39→普通芦原温泉行き→福井16:31
福井17:12→普通金沢行き→金沢18:38
金沢19:20→IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道普通富山行き→高岡20:00
高岡駅→自家用車→自宅

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