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2023年旅行記録⑤西武鉄道「ラブライブ!スーパースター!!」スタンプラリー参加

2023年3月その3

春を感じつつ「押し活」スタンプラリー①西武への道

手持ちの「青春18きっぷ」の次の使い道を考えていると、アニメ「ラブライブ!」のツイッターを見て即座に次の行先が決まりました。
西武鉄道で「ラブライブ!スーパースター!!」のスタンプラリーを開催すると言うのです。沿線にあるベルーナドーム(元「西武ドーム→メットライフドーム」)でよく「ラブライブ!」シリーズの声優さんによるライブが行われていたと言うご縁もあり、今までも何度かコラボイベントが行われていました。

西武線各駅で掲示されたスタンプラリー告知ポスター。

タイミングを見て、3月最終週の週末に実行する事にしました。世間では所謂「年度末」に随分思い切ったものです。
こうして3月24日(金)の深夜=25日(土)の未明に富山の自宅を出、JR中央東線の普通電車に乗るべく山越えでクルマを走らせました。
富山から長野県松本までの道のりは途中の最高所は海抜約1,400mにも達する山道な上、「酷道」と揶揄されるような国道158号を走ります。岐阜県と長野県の県境である安房峠はトンネルで抜けられるとは言え、3月下旬でも所々路面は凍結している上、東京から飛騨高山までの最短経路なので交通量は多く、特に大型トラックとの離合には気を遣います。

未明の長野県塩尻市のJR篠ノ井線広丘駅。

慣れたとは言え慎重にハンドルを捌き、深夜の国道を走ります。途中コンビニで朝食代わりのパンと飲み物と朝刊を入手し、5時過ぎに長野県塩尻市のJR篠ノ井線広丘駅に到着しました。ここからは青春18きっぷを使い普通電車で上京します。

早朝は無人のJR広丘駅。

早朝は無人なのでそのまま改札を通り、ホームに降ります。橋上駅舎で入口・改札口間と改札口・ホーム間の両方でエレベーターがあるので大きな荷物があっても楽に動けるのがありがたい限りです。
改札口をよく見ると、使用済みの乗車券が捨ててありました。

集札箱があるのだが窓口に置いていく降車客も多い。

ホームに下りると丁度タンク車を連ねた貨物列車が通過していきました。長野県は内陸県なので生活に欠かせないガソリンはじめ燃料の殆どを四日市など海浜部の製油所から貨物列車で運ばれます。陸のタンカーです。
すっかりお馴染みの5:59発普通電車高尾行きに乗り込みます。

始発の普通電車高尾行き、到着。今回はどんな席に座れるのか。

今回の車内はロングシートでした。早朝なのでガラガラですが西日本の転換クロスシートに慣れた身にとっては余り心地よいものではありません。
車内では運転疲れからか眠れ、いつの間にか長野県から山梨県に入っていました。
甲府駅で特急に追い越されるため長時間停車します。その間に車掌さんに手持ちの青春18きっぷに日付を記入してもらい、ニューデイズで朝刊を買い求めます。地元紙の「山梨日日新聞」の他に「スポーツニッポン」が山梨県限定の紙面でしたので購入しました。

山梨学院の勝利を1面で報じるスポニチ。この1面は山梨県限定。

尚、1面で大々的に報じられたこの試合ですが相手は21世紀枠で富山県から出場した氷見高校でした。地元代表の敗戦を旅先で見せ付けられました。

生憎の天気だが、勝沼ぶどう郷では満開の桜が見られた。

更に進み、高尾で中央線特別快速に乗り換えます。今回は都心まで行かず、国分寺で下りました。

JRと西武の改札が並ぶ国分寺駅。

春を感じつつ「押し活」スタンプラリー②いざ西武へ

まずはキャスター付き鞄をコインロッカーに預けて身軽になり、西武鉄道の自動券売機で今回のスタンプラリーに必要なフリーきっぷを購入します。

スタンプラリー用のフリーきっぷ。

自動改札を通り、今回周る順番を少し思案します。国分寺駅自体西武は2路線が乗り入れている上、乗り換えの手間も考えないといけません。
結局国分寺線に乗って最初に周るスタンプ設置駅として新宿線の鷺ノ宮に向かいました。途中、小川で乗り換えが必要ですが、拝島線の小平・西武新宿方面は向かい側のホームで乗り換えが出来ます。多摩湖線に乗って萩山で乗り換えた方が近道ですが、こちらは乗り換えで階段の昇降が必要になります。

西武国分寺線、東村山行き電車が入線。

小川で向かい側のホームに来た西武新宿行きの急行に乗り換えます。鷺ノ宮は急行が止まるので、狙い通りです。車両が夕方以降「拝島ライナー」として走る車両で、座席数が少ないのですが車内にWi-fiが完備されている上、スマホ充電用プラグもあって快適です。

西武拝島線から新宿線へ直通の急行西武新宿行き、入線。

鷺ノ宮で電車を下り、改札窓口でスタンプシートを引き換えて早速スタンプの配置場所を探します。ちゃんと案内ポスターが貼ってあり、程なく見付かりました。

これであれば簡単に見付かる、と考えていた。

最初のスタンプを押し、次に普通電車に乗り上井草に向かいました。こちらは「ラブライブ!スーパースター!!」とは別のスタンプラリーのスタンプがあります。鉄道会社及び関連会社の制服を着たキャラクター「鉄道むすめ」のスタンプです。こちらは物理的なものではなく、備え付けのQRコードにスマホを読み取らせて取得するデジタルスタンプとなっています。

「鉄道むすめ」巡りデジタルスタンプラリーの案内。西武鉄道には6ヶ所ある。

その後、電車に乗りつつ「ラブライブ!スーパースター!!」と「鉄道むすめ」のスタンプ地点を周ります。2006年までの横浜在住時代も大手民鉄の沿線に住んでいましたが、西武沿線は駅前から公団住宅が立ち並んでいたり、所々田畑が見えたり、単線区間や平面交差が多く結構車窓が変化に富んでいました。

埼玉県に入ると売店でも「埼玉新聞」を扱うようになる。部数が少なく目立たないが。

昼食は本川越駅ビル地下1階のファーストキッチンで済ませました。北陸では殆ど見掛けないチェーン店です。横浜在住時代は地元にあり、大学生時代のバイト先の近くにあったのでよくそこで食べていましたが、十数年振りにベーコンエッグチーズバーガーを頂きました。

首都圏では普通のチェーン店も地方住民にとっては珍しい。

西武球場前にも立ち寄りました。何故か西武鉄道のスタンプラリーでは必ずこの駅が含まれています。丁度埼玉西武ライオンズの試合があり、駅には電車が何本も試合終了に向けて待機していました。こちらは目の前のベルーナドームを見つつスタンプです。

西武球場前駅では野球の試合やイベント輸送に備えてホームに余裕を持たせている。
ベルーナドームから歓声が聞こえる。

ここで全部のスタンプが集まりました。駅員さんに声を掛けて景品のポストカードを貰います。

すべてのスタンプが押されたスタンプシートとポストカード。

「押し活」スタンプラリー終了、次の「推し活」へ。

スタンプラリーを終えて、キャスター付き鞄を預けている国分寺駅のコインロッカーに向かいます。

試合終了時には臨時特急まで走る。
待機していた西武特急ラビュー。まだ乗った事はない。

西武球場前からは新交通システムの山口線(レオライナー)で多摩湖に出て多摩湖線に乗り換えるとスタンプラリーの出発地点だった国分寺まで直通です。同じ駅ですが路線が違い、ホームの場所も全く異なる地点に戻ってきました。
時間的に一般紙の夕刊が駅売店にも並ぶはずですが西武の駅売店「トモニー」では全く見掛ける事が出来ず、JRのニューデイズでようやく見付けました。新型コロナ禍以降一般紙夕刊を扱わない駅売店が増えてきました。最近の旅行でも夕刊入手を諦める事例もあります。

東スポ・日刊ゲンダイ・夕刊フジは置いてあるが一般紙は朝刊のままの西武駅売店「トモニー」の新聞陳列。
目立たないが一般紙夕刊があるJRニューデイズの新聞陳列。

コインロッカーからキャスター付き鞄を取り出して一部の荷物を入れ替え、JR中央線で立川に向かいました。一泊二日でホテルを予約済みなのですが行動制限の緩和に加えインバウンド観光客の復活もあってか都内のホテル代が高騰しており、やっと取れたのが川崎でした。東京まで出て東海道線か京浜東北線と言う手もありますが荷物もあるので敢えて楽な経路である南武線を選びました。立川から川崎までは各駅停車なので時間が掛かりますが、始発駅なので座れます。
川崎到着後ホテルに行く途中のコンビニで「神奈川新聞」を入手した後チェックインし、大荷物を置いて再び外出します。京浜東北線で大井町に出ました。横浜在住時代から仕事帰りに足繁く通っていたお店で夕食です。

「汚なミシュラン」認定店、知る人ぞ知る「牛八」。

現在のオーナーに代わり「牛八」になる前の「牛友チェーン」からこの店に通っていました。京浜東北線大井町駅ホームからも見え、窓際の回転灯が点いていれば営業中です。

いつもの「スタミナカレー中盛辛口」

予告なしに約1年振りの訪問でしたが幸いにしてオーナーさんが覚えていてくれていました。
お腹一杯になった後、りんかい線に乗り換えてお台場に向かいます。こちらも「ラブライブ!」の「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の舞台です。丁度りんかい線とのコラボイベント中で、国際展示場の駅名標が1つだけ変更されていました。

掲出期限内に何とか見られた。

丁度来た電車に「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のヘッドマークが掲げられていました。ホームドアがあったので写真に上手く収められなかったのが残念です。

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」コラブヘッドマークが掲げられた電車。

再びりんかい線に乗り1駅移動、東京テレポートで下りて「ODAIBAゲーマーズ」にも寄ります。欲しいものがあり過ぎて目移りします。

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」コラボショップともなっている「ODAIBAゲーマーズ」。

ホテルに戻ろうとしますが、ゆりかもめで新橋に出るか、りんかい線で多い街に出るか思案していましたが丁度大通りに出ると門前仲町行きの都営バス停留所に並んで品川駅行きのバス停もありました。

SuicaやPASMOは使えませんがそれなりに本数も多いので乗ってみる事にしました。

「お台場レインボーバス」のバス停。

暫くしてバスが到着、圧倒的多数がICカードをタッチするのが当たり前になっている中で現金で運賃を支払います。

品川駅港南口行きお台場レインボーバス、到着。

座席の半分ぐらいが埋まった状態で発車したバスは途中都営バスが通らない所も寄り道し、一般道であるレインボーブリッジの下層を走ります。

レインボーブリッジを渡った。

品川駅まで30分弱で到着。港南口なので京浜東北線などの乗り場までは長い通路を歩きますが、往時の場末感は薄れていました。京浜東北線で川崎のホテルに戻り春先の上京行初日を終えました。

今回入手した地方新聞(ブロック紙含む)

市民タイムス(長野県松本市)
市民タイムス塩尻版(長野県松本市)
信濃毎日新聞(長野県)
山梨日日新聞
埼玉新聞
神奈川新聞
中日新聞(長野版)
東京新聞

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