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【鉄道旅行】クリスマス冬の青春18きっぷ日帰り旅④ ~北陸に戻る~

抜け荷を入手

駆け足だった神戸の滞在を終えて富山に戻るべくJR三ノ宮駅に入り、そう言えば友人への手土産を買っておこうかと思い付き、駅ナカのお土産屋に寄りました。JR西日本ですので基本的にはセブンイレブンです。
店内を見ると、明治の「カール」が山積みになっていました。2017年5月に販売地域が近畿地方以西に縮小され、富山県でも終売となってしまっており、同じく終売となった中部地方以東の人を狙った「お土産」として売っていました。
陳列している光景は写真撮り出来ませんでしたが、友人への手土産として買ってしまいました。
重量の割には嵩張るカールが入った袋を抱えて新聞売場にも寄り、夕刊を買いました。

三ノ宮駅構内セブンイレブンの新聞陳列。

この時まだ14時過ぎで、「大阪スポーツ(大スポ=東スポの関西版)」「日刊ゲンダイ」「夕刊フジ」の夕刊娯楽紙は別として、感覚としては夕刊が並ぶにはまだ早いと思いましたが、「朝日」「読売」「日経」「産経」「神戸」の夕刊が既に並んでいました。生憎「毎日」はまだ入っていませんでした。
改札で手持ちの「青春18きっぷ」をかざしてホームに上がり、丁度やってきた新快速に乗りました。

新快速の車内。幸い座れた。

三ノ宮を出て、一路東に進みますがどうしても「毎日」夕刊だけ入手出来なかった事が気になり、京都で新快速を下りました。
JR京都線・びわ湖線(東海道本線)の普通・快速・新快速が発着するホームには売店はありませんでしたが、北陸方面の特急サンダーバード号が出る「0番線」なら売店はあるだろう、と踏んで移動すると、果たしてセブンイレブンが2店舗ありました。

京都駅0番のりばセブンイレブンの新聞陳列。

無事「毎日」の他にも「京都」の夕刊も入手し、再び新快速に乗ります。今度は敦賀行きです。いよいよ関西と暫しの別れです。

新幹線と共に鴨川を渡る。

新快速で敦賀まで行くには前方(米原方)の4両に乗っている必要があります。後ろ(姫路方)の8両は途中の近江今津(湖西線経由)又は米原(米原経由)で切り離されてしまいます。

大津市内は住宅が立ち並ぶ。

北陸へ戻る

トンネルを抜けて滋賀県に入り、琵琶湖を進行方向右側に見つつ北上します。湖西線の殆どが高架線で踏切がないので高速走行が可能ですが、時々西側の比良山系からの強風により運休になる場合があります。幸いこの日は大丈夫でした。

高島市に近付くと住宅に交じって田畑も目立つようになる。

途中の近江今津で後ろ8両を切り離し、後ろから乗客が若干移ってきます。

高島市に入ると田園風景が目立つ。

日没が近付きつつある中、近江塩津で米原から来た北陸本線と合流し、米原方面からの乗換客がの乗り込んできます。
すぐに県境のトンネルに入り、福井県入り。北陸に戻ってきました。

敦賀に到着。

すっかり日が暮れた敦賀で30分の待ち時間の後に普通福井行きに乗り換えます。その間に名古屋から来た特急しらさぎ号に抜かれます。コロナ禍の今でも多い時で1時間に3本の特急が通る、まさに「特急街道」です。再来年に予定されている北陸新幹線金沢~敦賀間開業でそれも全て廃止になってしまいますが。

普通福井行きに乗車。

発車時刻の直前にもう1本米原からの電車が到着し、こちらに移りますが既に目ぼしい席は埋まっています。

入線直後の普通福井行き車内。

敦賀を発車するとすぐに直流・交流の切り替えを行います。この区間は電流が流れないデッドセクション(死電区間)であり、国鉄時代からの古い電車ですと車内の電気が消えてしまい慣れない乗客を慌てさせていましたが、現在は空調と車内の表示器が一瞬止まる程度になってきます。

国鉄時代末期から使用していた419系(現在は廃車)の通常の車内。
国鉄時代末期から使われていた419系(現在は廃車)のデッドセクション通過時の車内。

交流区間に入り全長10キロ余りの北陸トンネルを通過し、福井県嶺北地域に入ります。2駅目の今庄で停車中に特急サンダーバード号に追い越されます。

雪の北陸路

丁度1時間の乗車で福井に到着。約20分の乗換えで普通金沢行きに乗り換えます。その間に米原発の特急しらさぎ号と大阪発の特急サンダーバード号に相次いで抜かれます。こちらはマイペースの普通電車での旅行を続けます。
改札を出て売店を覗くと石川県の県紙「北國新聞」の夕刊が置いてありました。福井県の県紙は夕刊を発行していません。

新幹線開通に向けて一気に再開発が進んだ福井駅北口。

少しだけ駅舎の外に出ると、雪が降っていました。スマホでツイッターを見ていると丁度メディアミックス作品「ラブライブ!スーパースター!!」のスクールアイドル「Liella!」のライブがこの日に福井であり、降雪の様子に驚く遠征と思しき観客のツイートが流れていました。
北陸在住民としては余り雪が降って欲しくないのが本音ですが、冬の北陸らしい夜を楽しんでもらえれば、と思います。

相変わらず恐竜推しの福井駅。

普通金沢行きに乗り込みます。とうに日も暮れ雪が降り出して余計寒々しくなりました。

金沢発福井行きの折返しとなる普通電車金沢行き。前面に雪が付着しており先が思いやられる。

加賀温泉で特急サンダーバード号に抜かれる間ホームに出ると、飲み物の自販機に「レディーガガ」ならぬ「レディーカガ」のラッピングが施されていました。

「レディーカガ」のラッピング自販機。

金沢到着後改札を出て売店で夕刊を入手します。高岡に戻る電車までまだ時間があったので西口(金沢港口)に出るとやはり雪が降っていました。

雪が降り続ける金沢駅西口。
金沢駅西口にある郵便ポスト。

金沢駅で買える夕刊は地元紙「北國新聞」「北陸中日新聞」、お隣富山県高岡市にある北陸支社発行の「読売新聞」(改札内在来線コンコース売店のみ)の一般紙に加えて「東スポ」の名古屋版「中京スポーツ」が買えます。
北陸は通常「中京スポーツ」は翌朝に販売しますが何故か離れ小島のように金沢駅構内のセブンイレブンだけ当日の夕方に買えてしまいます。以前は福井駅構内のセブンイレブンでも買えたのですが、現在は翌朝販売になっています。
更に2013年頃まで金沢駅、福井駅、富山駅構内の売店では大阪版の「日刊ゲンダイ」「夕刊フジ」も当日夕方に買えました。特急サンダーバード号に積んで運んできていました。

かつて特急サンダーバード号で運ばれて当日夕方に富山駅構内売店で販売されていた夕刊娯楽紙の束。

青春18きっぷの利用は金沢で終わり、早朝に高岡駅で買った金沢行き往復乗車券の複片を自動改札機に通します。

到着した特急にも雪が付着していた。

金沢から先は北陸新幹線開業に伴い第3セクター、IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道になったので青春18きっぷはごく僅かな例外を除き使えません。

IRいしかわ鉄道車両だった普通富山行き。

富山県に戻る

金沢での行楽帰りや特急から乗り継ぎの乗客を受けて座席が埋まった状態で金沢を出ました。後は約40分で高岡に戻ります。

高岡で電車を下りる。線路にも雪が。

改札を出てまず、北口(古城公園口)にあるセブンイレブンに立ち寄ります。駅ビルにあるにもかかわらず珍しく24時間営業でしたが現在は時短営業になってしまいました。

高岡駅ビル「クルン」内セブンイレブンの新聞陳列。「中京スポーツ」と「日刊ゲンダイ」は名古屋版で翌朝販売。「読売新聞」北陸本社のお膝元なので夕刊は置いてあった。

既に人出は少ないですがそれでも富山県第2の人口16万都市、高岡市の玄関口として冬季の飾り付けはされていました。

高岡駅古城公園口の飾り付け①。
高岡駅古城公園口の飾り付け②。
高岡駅古城公園口の飾り付け③。

南口のコインパーキングに停めていた車に戻り、帰宅の途に就きます。車には大して雪は積もっていなかったのですが手持ちのハンドワイパーで屋根雪を払います。
幸い道は凍結していませんでした。日帰りの神戸往復でしたがなかなか充実した1日を過ごせました。

今回利用した電車

高岡5:49→あいの風とやま鉄道/IRいしかわ鉄道→金沢6:29
金沢6:45→特急サンダーバード6号→福井7:28(別払い)
福井7:42→普通敦賀行→敦賀8:33/9:23→新快速大阪行→京都11:05
京都11:15→新快速姫路行→三ノ宮12:07
三宮→(神戸市営地下鉄山手線/北神線)→谷上
谷上→(神戸市営地下鉄北神線/山手線)→三宮
三ノ宮14:37→新快速長浜行→京都15:29/15:45→新快速敦賀行→敦賀17:21
敦賀17:51→普通福井行→福井18:51/19:12→普通金沢行→金沢20:36
金沢21:26→IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道→高岡22:04

今回入手した新聞(地方紙・ブロック紙のみ)

「北日本新聞」、「富山新聞」、「北陸中日新聞」(富山版)
「北國新聞」、「北陸中日新聞」(石川版)
「福井新聞」、「日刊県民福井」
「京都新聞」(滋賀版)、「京都新聞」(京都市内版)
「神戸新聞」(神戸版)
「神戸新聞」夕刊、「京都新聞」夕刊、「北國新聞」夕刊
「北陸中日新聞」夕刊


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