Amazonで、10cmの厚底スニーカーを買った。

決して、厚底が好みだからではない。

買った理由は、ただ一つ。
真実は、いつも一つ。

なるべく良い環境で、
「SUPER指定席」を楽しみたいから。

そう、SUPER指定席。

これは何かというと
来週4月27日(土)東京ドームで行われる、イエローモンキーのライブの座席表。
これに行くため。

このSUPER指定席。
アリーナ席なのだけど、東京ドームのアリーナは平面なのだ。
傾斜などは一切ない。

私の身長は、153cm。
そのまま行っても見えない、見えにくい可能性が高い。

前回Zepp羽田に行った時も、平面だったのでほぼ見えず「厚底買っとけばよかったな」と。

だからポチっと。
身長なんてAmazonで買える。
いや、変える。


で、早速家の中で試し履きしてみる。

「おお…！」

10cm違うだけで、結構違うのね。
いつもの景色を、見下ろすような感覚。
うん、悪くない。いいよいいよ。

歩いていたら、夫から
「なんか、すごみがある」
と、分かるような分からないようなコメントを頂戴した。

たかが10cm
されど10cm
この差は、結構大きいと思う。

身長が変わるだけで、いろんな見え方が変わる気がする。

子どもが小さい頃。
「子どもは身長が低いから、アスファルトからの熱の照り返しが強いよ」
「だから、熱中症にもなりやすいよ」

という話はよく聞いていた。
でも、最近はなんか忘れてたな…とふと気がつく。

一方で
身長が高い人も、それはそれで大変なんだろうなと。

先日、卒園式で親子全員の集合写真を撮った。
みんなの顔が映るよう、カメラマンが位置を調整していたとき
「私は端に行きます」
とスッと移動していた高身長のママ。

あの身のこなし、スマートだったな。
自分の身長のことをよく熟知している人の動き、という感じがした。
身長が高い人って、集合写真で無意識にかがみがち、という話も聞いたことがある。
高いのはそれはそれで、苦労もあるのだろう。

…

身長を自在に変えられたら、
物理的な見え方だけでなく、色んな人の立場になって考えられるのかもしれない。

って
ただ厚底スニーカーを買っただけだけど(笑)