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針と糸を持ち歩く人。

あれはいつだったか。
勤務中、オフィスでこう聞かれた。

「ソーイングセット、持ってますか?」

どうやら、スーツのパンツ?のボタンが外れた人がいるらしい。

もちろん、そんなものは持ち歩いていない為
「持ってないです」と回答。

その後、社内にそれを持っている女性がいたらしく、事なきを得たらしい。

みなさんは、ソーイングセットを持ち歩いているだろうか?
もしくは、持ち歩こうと思ったことがあるだろうか?

私はというと、
持ち歩いたこともなければ、持ち歩こうと思ったこともない。


うーん。
過去を振り返ってみる。

「ソーイングセットを持っていたらよかった」
と思ったシチュエーションって、あっただろうか?

そういえば外出時にパンツ(ボトムス)のホック?フック?は外れたことがあるが、
「ああ、外れたな〜」
と思うだけで、すぐに縫おうと思ったことはない。

その後も面倒で、ダブルクリップで止めて履き続けることもよくあった。

ここ数年は、洋服はエアクロでレンタルしている。

その為、万が一フックやボタンが外れてしまったら、その旨連絡した上で返却。
ちなみにパーツが外れたからと言って、料金を請求されることはない。



で、ソーイングセット。

普段から持ち歩いている人は、どういった経緯で持ち歩き始めたのだろう。

おそらく、過去にソーイングセットに助けられた経験がある人なのかな〜と想像する。

でなければ、なかなか「持ち歩こう」というモチベーションには至らない気がする。

だって毎日持ち歩いたとして、
ソーイングセットの出番って、果たしてどのくらいだろう?

もちろん洋服の縫製や使用方法、使用頻度にもよるとは思うが
せいぜい3ヶ月に1回あるかないかのレベルではないだろうか?いや、半年に1回レベル?

ただ、もう少し視野を広げて考えてみたら。

自分が使わずとも
周りの人が使う場合はある。
そうなると、使用可能性の頻度はググッと上がる。
今回の社内の場合も、まさにそれ。


自分の周りには常に人がいる。
その人のいざという時に、役立てるかもしれない。

もしかしたら、ソーイングセットを持ち歩く人の中には、
そんな思いで持ち歩いている人もいるのかもしれない。





「ダブルクリップで留めればいいでしょ」
「そもそも、使うシチュエーションなんてそうそうないでしょ」

なんていう私の考えは、なんて自己中心的なんだろう。
自分しか見えていない、いい例なのではないだろうか。



己の愚かさを知り、反省した。



でもきっと、
今後もソーイングセットは持ち歩かない。

<あとがき>
ちなみに、ソーイングセット保持者を探していた人(男性)は、女性にのみ声をかけていました。やはり裁縫=女性、というイメージがあるんだろうなぁ。
今日もありがとうございました。


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