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すごくない雇用、すごい雇用。

しんちゃんさんの記事を読んで、ある本に書いてあったことを思い出した。

通勤に使うバスが減便になったため、その都合上出勤時間をズラしたいと会社に要望したが、受け入れられなかったという話。
詳しくは読んでみてね。

私も以前、保育園送迎の都合上、勤務時間を30分ズラしたいと会社に要望を上げたことがある。

ギリギリ間に合うけど、その為に駅まで走るのっておかしいな、と思ったから。

が、受け入れられることはなく、
ギリギリの時間で運用しながら、先月卒園を迎えた。

ハッキリと言われたわけではないが、要は
「お前一人のために、会社規定を変えられるわけないだろう」
ということなのだろう。たぶん。

で、ある本というのはこちら。

カイシャって、そもそも何なの?
売上がいいって、本当にいいこと?
利益出してるって言うけど、その利益ってどこに分配されてるか知ってる?

そんな疑問を持つべきだということを、分かりやすく教えてくれる本。
働いてる人はもちろんのこと、これから働く学生にもオススメしたいなあと思う。

どんな本か知りたい人なーって人は、なんでもやってみる母さんの記事もぜひ読んでみてね。


で、
すごくない雇用、すごい雇用。

詳しくは本を読んでみてほしいのだけど
簡単に言うと、こういうカイシャのこと。

すごくない雇用
→フルタイムで働ける人を雇用する

すごい雇用
→1日3時間しか働けない、家でしか働けないなど、なんらかの制限がある人を雇用

なぜすごいか?というと
制限がある人を雇用して生かすことは、
高いマネジメント力 が必要だから。

「すごい雇用」ができるカイシャが増えれば、より多くの人々が楽しく働けるようになるでしょう。
一方、「すごくない雇用」をするカイシャが増えれば、ごく一部の人たちしか楽しく働けない社会になるでしょう。

「会社というモンスターが…」P168より引用

本当その通りだよなあと。

これに当てはめると、私が働く会社は
「すごくない雇用」をしていると思う。

フルタイムで問題なく働ける人にとっては楽しく働けるかもしれないが、少なくとも私は「楽しく」は働いていない。

もしあの時、
勤務時間を30分ズラすという要望が受け入れられていたとしたら。

迎えの時間にほんの少し余裕が生まれる。
→自分や周りの人に優しくできる
→楽しく働ける
などど良い効果が生まれて、結果的に社会の幸福の総量も増えたのでは、とすら思う。

とはいえ、人事の仕事はしたことがないし、
「制限がある人を生かす」
って口にするのは簡単だけど、実際は大変なんだとは思う。

でもさ、制限がある人が今後も増えていくことは明らか。

だからそこから目をそむけて、
会社にとって、都合の良い人間だけを採用する。
時間変更の要望には向き合わない。

そんな考え方は、もう時代に合わない気がする。
会社自体に、柔軟さやマネジメント力が不足しているのかもしれない。

******

かもしれないっていうか、そうなんだけど。
気がついているんだけど。


「じゃあ辞めなよ」
って自分でもいつも思うんだけど、どうも踏み切れない。
ずっとブレーキを踏んでいる。


うーん。
いつまで踏み続けるんだろうか。

〈あとがき〉
ホリエモンが何かの本で、やりたいことに自分でブレーキを踏み続けてる人多いけど、それって自分に失礼だと思う、と言ってました。本当その通りだなといつも思うんだけど…。
今日もありがとうございました。

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