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みんなでスベればこわくない!?  最強布陣カーリング・シトーンズ

昨年デビューしたカーリング・シトーンズ。遂に、ファーストアルバムが今月下旬に発売される。

ユニコーンの民生、ジュンスカの呼人、FLYING KIDSの浜ちゃん、真心ブラザーズの倉持くん、ウルフルズのトータス、そこに(斉藤)和義君で編成された、思春期にバンドブームの洗礼を受けた私にとっては夢のようなメンバー構成である。※敬称は、私が普段会話で使っているママ。

「カーリングをしていますの複数形」で、カーリング・シトーンズ。で、すべらせる競技カーリングをモチーフに、「すべるのが好きさ!」と歌う『スベり知らずシラズ』を発表した。曲調は、もちろんローリング・ストーンズ。

スベり知らずは笑えない。スベり知らずは泣けない。スベり知らずはあっけない。スベり知らずは燃えない……

彼らは繰り返し歌う。

以前、マキタスポーツが著書で以下を主張していた。

一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために。(内容紹介より)

スベると分かっているのに発せられる行為の代表格がオヤジギャグだとするなれば、その効能を専門家は以下のように説く。

おやじギャグには父親が子供たちと健全かつ親密な関係を築く助けになる効果があると考えている。「おやじギャグはたいていは駄じゃれだが、それは人を笑わせる最も単純で簡単な方法だ。安全であり、誰も傷つけない」

オヤジギャグ精神を体現する日本ロック界のアベンジャーズ(私の中で)。彼らは満を持して(という気負いは、もちろんまったくないけれど)、今月末に彼らはアルバムをリリースし、年末年始にかけてツアーにまわる。楽しく音楽と向き合いながら、きっとボケ倒していくのだろう。

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ツッコミを入れるだけの人生よりも、ボケたおせる人生を。すべるのはこわくない。むしろ、すべっていきましょう。

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々。



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