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「肩こり!そら揉んでも治らんわ!」


前回は、、顎を前に突き出した時のメカニズムを、お話しさせて頂きました。
今回は合わせて、肩の状態についてお話しさせて頂きたいと思います。

肩こりの人は、ほとんどの人が両肩が前方にいっていますね。
この状態は巻き肩と呼ばれています。
何故、巻き肩が良くないかと言うと、上の画像を見ると肩が前方に移動することによって、肩甲骨も背骨から離れていきます。肩甲骨が背骨から離れると肩甲骨に付着している肩甲挙筋は、頭を引き下げて、首を前に倒すことになり、小菱形筋、大菱形筋は、背骨を前に倒すことになります。

さらに、頭の重量が、首の骨と背骨を前に倒そうとします。倒れてしまった結果、猫背で顎を前に突き出した状態になります。もちろん両腕の重量も、かなり影響を与えています。

人は、倒れないようにする為にバランスを取る為に、背筋、腰の筋肉で支えようと緊張してカチカチに固くなります。

上の図の左側の僧帽筋は、コートを着たように、後ろから覆いかぶさったようになり、更に背骨を前に倒そうとします。
一か所バランスが崩れると、他の部分にも影響を与えます。

更に、寒い時期にコート等の厚手の服を着ると余計に疲れます(>_<)
色んな要因が重なり、背骨を倒そうとして猫背や巻き肩になり、腕の痛みや
しびれへと発展していきます。

バランスが崩れた体を支えようとして、無意識に体に力が入ってガチガチに硬くなった筋肉を、力が入らなくなるまで強い力で押したり、揉んだりして、筋肉を傷めつけるので、一時的に、体が軽くなったのをように感じますが、またすぐに同じ症状が表れます。

「肩こりから、体全体のバランスに及ぼす影響」https://note.com/yokoote/n/n90363cb2567e
も、ご覧頂ければ、さらに分かりやすいと思います。

腰や脚については、次回に解説させて頂きますね。

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