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「わんこそば!」「そばかっけ?」岩手の蕎麦料理 #自分へのご褒美

はじめましての方も、いつもお立ちりいただいている方も、ようこそお越し下さいました🙇‍♂フードコーディネーターのNYです。地場産品のマーケッターを目指しています!

さて、今日は本業の地方の食についての記事を書いていきたいと思います。(いつも食以外のことばかりなので「一応、仕事はちゃんとしていますよ」ということ伝えたくて笑)

そして、虎吉さんの企画にも参加してみました!
テーマは「#自分へのご褒美」です。

私はあまり「自分へのご褒美」と思って買い物することがないのですが、虎吉さんの企画見て「自分へのご褒美ってなんだろうなぁ」と最近買ったものを思い出していました。

最近買ったものといえば、、、
茶屋ファームさんの「そば粉」!!

自分でもビックリするんですが「これっ!」って思ったら迷わず買っちゃうんですよね。記事を見た瞬間に購入ページにいってました(^_^)
茶屋ファームさんには、ちょっと引かれたかもしれません汗

地域に軸を置いた仕事をしていることに共感していて、茶屋ファームさんの「そば」や地元に対する想いの強さを見ているから自分のことのように嬉しくて、思わずポチリとしてしまいました^_^
「何の料理にしようかなぁ、茶屋ファームさんが紹介しているガレットもいいなぁ」なんて、ワクワクしています。

ん?ワクワクしているってことは、、、これは「自分へのご褒美」の扱いでよいでしょうか?

ということで無理やり企画参加をしてみました。
苦し紛れでスミマセン(^_^;)

***

さて、ここからは岩手の蕎麦料理をご紹介します。

岩手といえば、何はなくとも「わんこそば」です。岩手は知らなくても「わんこそば」を知っている人は多いと思います。

富山もそうなんですが、雪国は「そば」の文化があるところが多いです。
寒い地方はお米が育たなかった背景もあり「そば」の文化が広がったとも言われています。

今回は有名な「わんこそば」以外の岩手の蕎麦料理をご紹介します!

それは

「そばかっけ」

です!!

・・・「そばかっけって何?」と
ほとんどの人が思いましたよね?「知ってる」っていう人は岩手や青森にゆかりのある人ですね。

そばかっけ

こんな料理です。見たことないですよね。

「そばかっけ」の説明は以下のとおり。

岩手県北部は東からの冷風である「やませ」の影響もあり寒さが厳しく、かつては水田が少なく米が貴重だった。それを補うため古くから小麦、そば、雑穀などの生産が盛んであり、それらを粉にしたものを使う文化が発達した。「そばかっけ」は南部藩がこの地を治めていた時代から伝承される料理である。

そば粉をこねて平らに伸ばしたものを小さく三角形に切り、それをだいこんや豆腐などと一緒に煮て、にんにく味噌をつけて食べる。来客など特別な日の、体の温まるもてなし料理として親しまれてきた。かつては「かっけ」と言えばそば粉で作る黒い「そばかっけ」だったが、近年では小麦粉で作る白い「麦かっけ」のつるりとした食感も好まれている。

「かっけ」の由来は、そばを打つ際にできる切れ端=「かけら」のことであるとか、この地方の方言である「さぁ食べてください」と言う意味の「かぁ、けぇ」からであるとも伝えられている。

農林水産省「うちの郷土料理」よりhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/28_16_iwate.html

この説明も分からない部分が何個かあると思いますので補足しておきます。
「やませ」=海からの湿った風のことです。太平洋側の沿岸の方は分かる(?)と思いますが、やませが吹くと洗濯を外で乾かせません涙
「かぁ、けぇ」=「かぁ(さあ)、けぇ(食え)」ということのようですが、「かぁ」って言っている人は見たことがありません笑「けぇ」は言っていますね。

「かっけ」の起源は以下のような説もあります。

かっけとは、「かけら」、「端っこ」などの意味があり、昔、南部藩のお殿様がこの地方の手打ちそばを食べたところ、あまりの美味しさから「このような美味しいものを庶民は食べてはいけない」と御法度にしたため、庶民が端の方を三角に切って味噌をつけて食べた事が始まりと言われています。

農林水産省「うちの郷土料理」よりhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakke_aomori.html

と諸説ありますが、この類の話はあくまでも「~と言われている」なので定かな情報ではありませんね涙
ちなみに南部藩は岩手県北部と青森県三戸八戸エリアのあたりのことを指します。「南部」にも諸説あるのですが、それはまた別の機会に。

「そばかっけ」は鍋ものに一緒に入れて熱々を食べるのが一般的なようですが、最初の画像のように茹でたものをお刺身のように食べていただくのもオススメです。めんつゆや醤油はもちろん酢味噌だったり、柚子胡椒でも良いです。付けるもので味のバリエーションも楽しめます!くれぐれも茹でてくださいね。生ではおいしく食べられませんよ(^_^;)

あまり県外に流通していないので、ご興味ある方はオンラインショップでご購入することをおススメします。(送料の方が高くついてしまいますが涙)

<古舘製麺所オンラインショップ>

<戸田久オンラインショップ>

メーカーさんへ⇒オンラインショップは勝手にリンク貼っているので、NGな時はご一報くださいm(_ _)m

寒い冬に岩手の「そばかっけ」を入れた温かい鍋で「自分へのご褒美」はいかがでしょうか?しつこいですね笑

そばかっけ(鍋)

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ということで今回は岩手の郷土料理「そばかっけ」のご紹介でした。
これからも岩手をはじめ東北各地の食の発信をしていきます!

最後までお読みいただきありがとうございます🙇‍♂スキ・コメントいただけると嬉しいです!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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