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【台湾ライフ】自分との対話

連日最高気温が35度とか36度とか。湿度が高いこともあって体感温度は大体46度とか高い時には48度。2年になるけれどもこの湿度の高い暑さにはいまだ慣れません・・・。1ヶ月ほど前には熱中症で倒れるなんてこともあり、体調管理は日本の時のようにはいかず。暑いだけで体力奪われるんだなぁってしみじみ。台湾の人が甘いお茶(砂糖入り)が好きなのもきっと暑さ対策の一つなのだと感じています。


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こちらの写真は私の大好きな景色。遠くに小さく台北101が見える、私の住んでいるマンションの屋上からの景色。今日は入道雲がモクモクと沸いていました。ここに立ち、台北101を風に吹かれながら眺めていると、今、日本ではなく台北に住んでいるんだなぁとしみじみ感じます。私の生活の場は、ここ台北なんだと改めて思います。東京に住んでいた時に東京タワーを見て感じていたような感覚を、台北101を見ていると感じます。きっと例え台北を離れることがあったとしても忘れない、そして懐かしさと同時にまた必ず見たいと思う景色だと思う。

日本にいた時も自分は何者なのか、本当の自分はどうなのか?と自分と向かい合う時間を持っていたけれども、台北に住み始めてより向かい合う時間は増えたように思います。それはきっと生まれ育った環境とは異なる「異文化」の中にあって、より鮮明に人と文化と価値観の差を感じるからなのだろうとも。


幼少期から割と自分の考え方とは向い合ってきたような気がします。ストレングスファインダーでも上位に「内省」があるのでそれは鍛えられたものでもあり元来の資質でもあり。それでも、本格的に自分を見てみよう、自分と改めて対話してみよう、と思ったのはそれなりに年齢を重ねた後の結構いい大人になってからでした。

今から4−5年前、自らの強み、在り方、求めるものは何か?ということを知りたくて、自分と向かい合う為に生田さんのプログラム「アイダモン」(*1)に参加したことがありました。でも途中で顕在意識では向かい合おうとしているのに、潜在意識では向かい合うことを拒んでいたのか、まだそのタイミングではなかったのか、結局向かい合いきれずプログラムにはあまり参加しないまま終了してしまいました。その時に自分のコアと繋がった人たちは目覚ましい活躍をしています。それを少し羨ましくも感じつつ、そっとみている感じでした。今考えれば完全に逃亡してたなぁ。

当時、私の中での自己肯定感は非常に低かったと思います。外から見ればそれなりのポジションにもつき、社内では花形ともいえる仕事をし、メンバーにも恵まれ、決してダメダメな人生を送っているようには見えなかったはず。それでも自分の深いところで自分を信じ切ることができず、他者目線で生きていたような気がします。それを直視することが怖くて逃げてたんだと思う。でも直感で今のままじゃダメな気がすることも分かっていて、向かい合おうとしてるところもあり。その葛藤の中にいたと思います。一応、選ぶ色でその時の心の状態や価値観の偏りを視る色彩心理診断士の資格を持っているのですが、自己診断や仲間の診断では、当時の私は役割として自分の本心を見せず仮面をかぶって立ち居振る舞っているような、そんな状態でした。

それが。強制終了されたかのように体調を崩して仕事がままならぬ状態になったり、部署移動をして環境が変わったことで自分自身を見つめ直す時間が強制的に増え。そしてひょんなご縁から台湾へ移住することを決め、現在に至ります。だいぶ端折りましたが台湾に来る事になった話はまた別で。台湾に来る頃にはだいぶ自己肯定感もあがってはきていました。


そしてそこから数年経って、今本質を学ぶ場「Essential Management School」(*2)で本質と向かい合い、セルフマネジメントや組織マネジメントなどのマネジメントの本質とは?と向い合っています。

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ここでは講師の方のお話をもとに多くの学びの仲間と対話し、考えに触れ、そして自ら学びを、思考を深め、実際に現実世界の中で行動することを行っています。行動することでしか学びは深められないという考えのもとで。

嫌でも自分の思考と向かい合います。異なる文化の中で生活をし様々な事象に接し、仕事を通して様々違う考えを理解しようとつとめ、学びの場でも多くの人と対話するが故に、自らの考えや価値観とは異なる意見も話も本当に多く聞きます。生活環境だけではなく学びにわざわざきているというフィルターを通してでさえ学びの場でも多様な人々の集まりが在り。そのような中で改めて自分を見つめ、自分と対話をする時間が増えました。そして学びを実践している中で、人を通して自己肯定感も大きく変化してきました。もっと早くここに辿り着けなかったのか?と感じることも多々ありますが、きっと必要なプロセスを踏んで、今に到るのでしょう。


そして振り返ってみて気づいたことがあります。今の価値観、やりたいと思っていること、在りたいと思う姿。

全てはずっと自分の中にあったのだということ。

答えを知っているのは自分。他の人ではなく、自分なのです。20代の頃からなんとなくふんわりと思っていたこと、30代の頃にこうだよなー、こうなるといいのに、と感じていたこと。その解像度がずいぶんあがってきてはいるけれども、ずっと自分の中にあるものでした。うん。知ってたんだよね、私。

改めて再確認をしたところで、台湾生活3年目に入りました。新しいワクワクも増えそうです。試してみるか、と思えることも増えてきました。責任を持ってやんなきゃな、と思うことも多々在ります。そんな中でいかに自分の軸をぶらさず進むことができるのか。在りたいと思う姿に近づくのか。日々自分との対話が重要になってきそうな気がしています。

自分との対話の時間を持つことは、自分のために時間を持つことは、本当の意味で自分を大切にする事にもつながるんじゃないかなぁ。なんて。




*1:生田知久さん:https://www.facebook.com/tomohisa.ikuta

  アイダモン:http://idamon.jp/

*2:EMS:https://essential-management.jimdofree.com/



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