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コロナ隔離のその前に…

書くべきかずっと考えていたことです。

志村けんさんのお兄さんが志村さんの遺骨を抱え、取材に応じる姿に胸が締め付けられました。顔も見られず、骨を拾うことも出来なかった遺族の心の傷を思うといてもたってもいられませんでした。

ものすごく考えにくい、ものすごく厳しい
ものすごく辛い文章になります。
大袈裟だと笑われてもいい、
縁起でもないと怒られてもいい、
変な奴だと言われて終われるなら本望です。

【コロナウイルス感染による病状悪化時に対する意思表明について】です。

読める人だけ読んで下さい。

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私のように高齢の両親と同居されている方も多いと思います。いつ両親が陽性と診断されるか分かりません。

陽性と診断され、急速に呼吸状態などが悪化する場合には治療に関して話し合う時間がほとんどありません。【隔離となれば家族であっても面会は制限され、話すことは出来ません。】

伝えておいた方がいいこと、話し合っておくべきこと、決めておくことを共有しておくのは今しかありません。
私たちの親世代には、重症化リスクの高い病態であることを認識していない方や人工呼吸器の装着について楽観的に考えている方も多くいらっしゃいます。

急激に酸素がとりこめなくなったときの人工呼吸器の使用をどうするか。その時にはご自身で決めること、意思表示することは難しいでしょう。

もし、代理意思決定者が自分になったら。
親の命に関わることを速やかに決断せねばなりません。予後も含め、人工呼吸器の効果とリスクを今のうちに知っておいてください。

人工呼吸器などの処置は行うか
できる限りの処置を希望するか
意識が無くなった場合、代理で意思決定するのはだれか
もしもの時にどこまで治療をするか

人工呼吸器などの医療資源が不足している場合には、希望通りの処置ができない可能性も予想されます。非常事態であることも踏まえて、家族で共有する時間を取ってください。今の間に。検査を受ける前に。

脅すつもりも煽るつもりもありません。
深刻に、ではなく真剣に。
両親のことだけでなく、自分のときはどうしたいかも考えておく必要があります。
夫婦で。親子で。

その話し合いが、「人生会議の練習」「終活の練習」に終わることを心の底から切に願っています。

私の大事な人たちへ届きますように。

#命の危機が迫ったとき想いは正しく伝わらない
#人生会議
#ACP
#コロナ

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