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第二次世界大戦の監獄アウシュビッツの実体験。書籍"夜と霧"レビュー

みなさん、こんにちは、横山です。

だんだんと寒い時期になってまいりました。
最近仕事でバタバタしていましたが、やっとゆっくり本を読めるタイミングが来たので、久々の書籍レビューです。

第二次世界大戦中に、ドイツ軍を率いるアドルフ•ヒトラーがユダヤ人を大量虐殺【ホロコースト】に追いやったアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所という場所がありました。

ポーランドの南部に位置するアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所については下記ホームページを参照ください。

本著者であるオーストリアの精神科医ヴィクトール エミール フランクルさんは、アウシュビッツに強制送還され、そこでの出来事を精神科医の観点からの客観性と現実を書いてくれています。

本書の内容は本当に生々しく、実世界にこんな場所が存在したのかと驚くばかりでした。

今、自分が生きている場所は、とても平和でありがたいんだと感謝の気持ちが生まれます。

本書で1番刺さった言葉が次の内容です。

わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにかを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えなければならない。

哲学用語を使えば、コペルニクス的転回が必要なのであり、もういいかげん、生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。

ヴィクトール•E•フランクル著 夜と霧 池田香代子訳 P.129より引用

この言葉がすごく刺さりました。

今まで生きていれば何かいいことがあるはず!っとどこか期待している自分がいました。

ただアウシュビッツという非常に過酷な環境に置かれた時、何かに期待するのではなく自分自身がこの生きるに対して、どう答えていくかを"決めていくことが大切"なのかなって思いました。

自分の人生は自分で決めるとは正にこのことかもしれません。

ここでは語り尽くせない世界があったことに気づく本です。

ぜひ一度読んでみてください。

どこかのタイミングでアウシュビッツを見に行こうと思いました。

ここまで読んでいただきありがとうございました😊

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