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UIUXレビューのときに心掛けていること

社内のデザイナーに何か作るのをお願いした時や、エンジニアが作ったものへユーザー目線でのフィードバックする時などに、自分の中で決めていたルールがあります。

それについて社内のデザイナーさんに話してみる機会があったのですが、特に怒られなかったので間違ってなさそうという自信を持ち、続けていこうと思いました。

自分ルール4つ、書いていきます。

意図を確認する

システムだったら作られた時点でもともと要件は決まっていますし、デザイン物ならこちらからお伝えした「達成したい目的」があるはずなので、まずはそれを言葉に出してお互いの認識にズレがないか確認します。

その上で、このUIでは目的が達成できないのではないかと感じた点を伝えます。つまり焦点は作り手側のやりたい事です。

OK「パッと目に入った時にまずは楽しい気持ちになって欲しいので、もうちょっとワクワクする感じにしたい」
NG「青じゃなくて黄色とか使って欲しい。イラストも大きくして」
OK「この2つを見比べてから、どちらかの操作をしてもらいたいはずですが、私の初見だと無意識に1つ目のボタンを押したくなっちゃって、2つ目があまり目に入りませんでした」
NG「こっちのボタンを左で、もう一個はもっと右に置いてほしい」

理由を添える

主観的でも感覚的でもいいのですが、とにかく相手は自分とは別の人間なのだということを忘れずに、相手の人もイメージしやすい伝わりやすい言葉を探して、なぜそう感じたのかを添えます。

OK「私が老眼なだけかもだけど、このグレー地に白抜きのところが読むの疲れた。同じ大きさでもこっちの黒いのは平気だけど」
OK「この写真だとこの3人の仲良し感は伝わるけど内輪感がある。今回はたくさんの人を巻き込みたいので、もうちょっとオープンに投げかけてる感じの写真ないですか」

ゼロから作るものの時は

「目的(得たいもの)」「ターゲット(対象)」「必ず入れてほしいコンテンツ」の3つをまずは伝えます。

例えばフライヤーを作る場合、自分でラフ画を描くこともありますがそれはあくまでも上記3つについて自分の中で整理して言語化するためのツールであり、それをそのまま見せることはしません。

ここだけしっかり自分の中で整理してから打ち合わせをセッティングすると短時間で済みますし、その場で話すのは「なんかこうパーッてしてシュッとしてる感じであとはよろしく!」などと、雰囲気とか意気込みを伝えるのに時間を使えます。

どうしても自分の好みを言いたい時は

「完全に好みの話なのでスルー可です」と前置きしてから発言します。そうすると、取り入れられたりスルーされたりするのですが、実際にスルーしてもらえると次からも言いやすいので、逆にありがたいです。


これらがいつもできているわけではないのですが、指針として持っておくとそこから外れていないかを折々に振り返ることができるので、持っていることに価値があると思っています。


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