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前提知識ゼロからビジネス実務法務検定2級に合格するまでに読んだ本とその順番

昨年の話ですが、総務の仕事をするにあたってあまりにも知識がなさすぎる分野だと感じたので、ビジネス実務法務検定の2級を受けることにしました。資格や検定試験のたぐいは合格したところで合格証自体にはたいして使い道はないのですが、試験日という強制締め切りがあることと、体系立った知識を正確な用語で一気にインプットできる点が便利です。

スタート時点の私は、知識ゼロどころか義務教育の社会科で習ったようなこともろくに頭にないような状態で、最初はまったくもってちんぷんかんぷんでした。いろいろ寄り道をしつつなんとか2級合格までいけたので、その道のりの記録です。

1.法学入門

まずは用語とか世界観に馴染みがなさ過ぎるので、入門書を1冊。これは抵抗なく読めて一安心しました。

2.法律を読む技術・学ぶ技術

もう少し基礎を知りたかったので、入門書2冊目です。これも読んで正解でした。 法学入門は法に触れる「精神」を、こちらはタイトルある通りに「技術」を知ることができます。 

新しく外国語を学ぶ時にいきなり複雑な会話や長文読解から入るのではなく、基礎的な単語や文法を教わると取っ掛かりやすいのと同じ感じです。

3.憲法入門

何冊か読んだ気がするのですが、メモが残してあったのがこれだけでした。確かに「やさしい」のですが、なぜかあまり頭に残りませんでした。

4.政治のこと

憲法入門を読み始めたものの、内閣やら国会やらの社会科の基礎知識がなさすぎてピンとこないので、これに寄り道。こんな常識も知らずに生きてきたんだなぁと反省しました。 それにしても池上さんの本はどれを読んでも池上さんの声で再生されます。

5.3級のテキスト

受けたのは2級ですが、はじめてなので3級の範囲も見ておこうと思い購入しました。3周してなんとか一通り理解できたという感じです。丸暗記できる人なら「テキストいらず」かもしれないですが、「理解」できないと記憶に残らないタイプには物足りないです。

6.2級のテキスト

やっと2級のテキストです。しかしこの本は頭に入ってこなかった。文書はわかりやすいのものの、ページの構成なのかまとめかたなのか、理解にも暗記にもあまり役立ちませんでした。

7.よくわかるシリーズ

テキストでピンとこない項目については、これらから拾い読みをしました。よくわかるシリーズは、確かによくわかりました。会社法だけ別のものを買ってしまい、難し過ぎました。

8.問題集

実際の試験はこの問題集とそっくりで、とても落ち着いて臨むことができました。上記の補足テキストなしでは内容理解はできないのですが、練習問題としては優秀です。時間が足りず、過去問を一度も見れずに試験日がきてしまったのですが、この問題集だけでも大丈夫でした。

まとめ

2級のテキストと問題集に着手した時点で残り1ヶ月しかなく最後はだいぶ駆け足になりました。結果としては、はじめに回り道をして土台を作っておいたことと、わからないを放置せず別の本でより詳しい解説を一つ一つ確認していったことが、よかったと思います。

ビジネス実務法務検定を、人におすすめしたいか

全ての社会人におすすめできます。それ系のややこしい文書を読まなくてはならないときも怯まずに組み合えるようになります。また今更ながら、社会人としての常識を備えることができたという自信が持てました。

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