まつもと

ものづくりブランド「イトバナシ」のチョコレート専門店「チョコバナシ」← 病院の作業療法士

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        26 ふつうの雨の日

        • イトバナシでチョコバナシする話③

          チョコレートとは適度な距離感でやってきた。そんな自分がチョコまみれな日々を過ごせているのはなぜだろう。それは工場長が思い描く「チョコバナシ」を追いかけることが面白かったからかもしれない。 工場長というのは、就職した会社の副代表のすぎかわさんのことで、元々は大学で細胞膜の研究をしていた人だ。工場長は、五條にいるとき大体、腕を組みながら何かを考えている。ちなみに、作る料理が最高に美味しい。 「お菓子作り好きだったっけ?」と聞かれることがあるが、チョコレート作りは完璧な素人だ。

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        • sigmaで撮ったもの
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        • 地元の写真でつくる50音
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        記事

          イトバナシでチョコバナシする話②

          前回のイトバナシでチョコバナシする話①では、チョコバナシすると決めて、し始めるまでを振り返りました。今回はその続きで、新たな気持ちで始まった春から夏の終わりまでのお話です。①から読むと、物語性がよりあるかもしれません。 2022年5月-7月 チョコにのめり込む これまでの肩書きを溶かしたくて、特にチョコレートにのめり込んだ期間だった。転職すると決めた時点でわかっていたことがある。 学生時代と実際に働きはじめてからの思考の積み重ねで、隙があると「地元のじいちゃん、ばあちゃ

          イトバナシでチョコバナシする話②

          イトバナシでチョコバナシする話①

          チョコバナシすると決めてから、し始めるまで 2022年3月31日、病院で作業療法士(サギョウリョウホウシ)として働く日々に区切りをつけた。私が病院でしていたのは、怪我をしたり病気になった患者さんが、「その人らしい瞬間」を再構築していく日々に伴走するリハビリテーションの仕事だ。仕事としては一旦区切りをつけたが、私は作業療法の考え方が大好きなので、頭の片隅にはいつも作業療法がある。 そして4月1日、インドや日本の職人さんとオリジナルのししゅう生地から衣服をつくるエシカルファッ

          イトバナシでチョコバナシする話①

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          25 赤黄色の

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          24 思い立ったのは2日前

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          めがね

          2021年9月、新しいめがねを買った。 足の大きさに合わせて靴を買う。 身体の大きさに合わせて服を買う。 自分の身の丈に合った衣類を、身に着けることの大切さが少しずつわかってきた20代後半。 眼鏡についてはその仲間に入っていなかった。いつかはそのつもりだったが、順番は後回し。 やっと順番が回ってきた、今回はお気に入りのめがねの話。 当時わたしは病院で働いており、仕事で顔に眼鏡とマスクとめがね式のアイガードを装着していた。アイガードはコロナ禍の感染対策で追加となった。

          そぼのくつ

          身体の半分に不自由さがあって 片方の足に装具をはめている祖母のくつは 10年選手ばかり 春も夏も秋も冬も同じもの  2種類 返品のきかない選択肢の乏しいお買い物 孫にはそう映っている むらさき色が大好きで ファッションに気を使い 化粧もしっかりするわしの足元は 市販の靴では履けないから今のまま それでいいのかなと 遅くなってしまったけど気になった これは孫の押しつけかもしれないけど 新しい靴を買いにいこう 試着して 色と柄を好みでえらんで 「これはデイに履いていく」

          そぼのくつ

          地元の写真でつくる50音「め」

          地元の写真でつくる50音。「あ」から順番に探すと「ん」まで遠いので、順不同にすることにした。というわけで、今回は「め」メイトというナイトスポットの写真を選んだ。 ナイトスポットであるメイトが、昼間のスポットライトに照らされている瞬間は、シャッターボタンを押すしかなかった。 「この三文字が照らされている間に納得のいく一枚を!」と心の中でつぶやいた。 そうして生まれた一枚。 メイトには一度だけ連れて行ってもらったことがある。ある世代より上の年代のお父様に「メイト」というワー

          地元の写真でつくる50音「め」

          地元の写真でつくる50音「あ」

          地元の写真でつくる50音を集める企画。 まずは「あ」 写真は奈良五條にある新町通りあたりを散歩してたら、誰かが書いたのを見つけて撮ったもの。 ※私は書いていません! 「あ」で思いつくのは、生まれてから中3まで過ごした地名。阿太とかいて「あだ」と読む。 阿太で過ごした、小学校時代の記憶は最も色濃く残っていて、四季それぞれの楽しい出来事を思い出すことができる。自然の情景も想起しやすい。 全校生徒は100人満たず、1学年1クラス10数人。生徒と先生含めて、人模様は混沌としてい

          地元の写真でつくる50音「あ」

          手を使うこと

          さいきん、手の小さなケガが続いた。 臨床のころはありえなかった。 仕事で人の身体そのものに触れる機会がなくなり 手先への意識が乏しくなっている気がする。 手の表面から、触れた部分やその辺りのことを感じ取ろうとする意識。 手を使いものをつくる現場でも 手先への意識はしっかりもって ケガなく臨める方がいいに決まっているのだが。 今の問いは 手そのものを使うことと 道具を介して手を使うことには どのようなちがいがあるのかということ。 同じ人の手なのに つかう方法で 意識は

          手を使うこと

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          23無音あるいはみずの音

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          22 尊い気もち

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          21 大ざっぱな春ダイジェスト

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